最終章:夢を追い続けて
第63話「いざ、決戦の時」
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「「「っ!!」」」
「落ち着け、立体映像だ」
基地の入り口を見つけた所で、入り口に桜たちの立体映像が現れる。
【来るとは分かっていたが……さて、制圧できるかな?】
【当然だけどこっちも抵抗させてもらうよ。……まぁ、ゴーレムとかは使わないから安心しなよ。さすがに使うと私達はともかく一部の人達は生き埋めになっちゃうからねー】
「そうか、それを聞いて少し安心したぞ」
桜たちの言葉を、千冬は予想していた。
だから、本来なら少なすぎると思える戦力で制圧に向かったのだ。
【それと、既に知っているよ。……もうすぐISで宇宙開発が決行されるらしいな】
「………」
【ようやくだよ。……ようやく、本来の役目を果たせる】
ISは宇宙開発のためのパワードスーツだった。
開発から何年も経って、ようやく本来の用途で扱われ出したのだ。
【このタイミングで来たと言うのは……】
「……ケジメを付けるためでもあり、お前たちを連れ戻すためでもある」
【……だろうね】
千冬の返答を予想していたように、束は頷いた。
「……よく言う。こうなるように誘導していただろう」
【まぁ、そうなんだけどね】
【だが、結果はお前たち次第だ】
まるで直接見ているかのように、桜は秋十達を一瞥し……。
【さぁ、始めようか!一世一代の大勝負を!!】
「っ!!全員、入り口まで走れぇ!!」
桜がそう宣言した瞬間、大量の機関銃が基地の外壁から展開される。
それを見た千冬は即座に指示を出し、全員が駆ける。
そして、機関銃から一斉に弾が発射された。
「くっ……!」
「まだ来るよ!」
入口がある窪んでいる場所に逃げ込む千冬達。
だが、そこも安全ではなく、新たに機関銃が展開される。
ちなみに、そこまで行けなかった者は木を盾にして何とか凌いでいた
「それは!」
「させんぞ!」
しかし、その機関銃は即座に反応したシャルロットとラウラの銃で撃ち抜かれる。
ちなみにこの銃、殺傷能力はだいぶ落とされており、人を殺す程の威力はない。
それでも機関銃の機能を壊す事はできたようだ。
「鈴!マドカ!セシリア!」
「ええ!」
「了解!」
「狙い撃ちますわ!」
続けざまに秋十、鈴、マドカ、セシリアで外壁の機関銃を撃ち落としていく。
駆けこめなかった者も隙を見て銃を撃ち、無力化させる。
「突入!」
ラウラが爆弾を使って扉を破壊する。
同時に残りの人員も入り口に駆け付け、一気に中へと入っていく。
もちろん、罠を警戒して時間差で突入している。
「っ………!こ
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