第5話
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き、興味ありげな様子で聞いていたユウナは自身の意見を口にした。
「……そうだな。今の皇女殿下の状況を知れば、皇女殿下のその後を気にしていた父上達も安心するだろうな。」
「そうですね。リィン教官達の良好な関係を考えると教官達が避妊処置を行っていなければアルフィン様もそうですが、エリゼ様達もとっくにリィン教官の子供を妊娠、出産してもおかしくないかと。」
ユウナに続くようにクルトと共に頷いたアルティナだったが、その後に口にしたとんでもない発言に二人は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「に、にににに、”妊娠”に”出産”、それに”避妊処置”って事はやっぱりアルフィンさんとリィン教官――――ううん、アルフィンさん”達”ってリィン教官と”そういう事”も既にしていたの……!?」
我に返って顔を真っ赤にして混乱している様子のユウナはアルティナに訊ね
「”そういう事”………?ああ、一般的に見れば不埒過ぎる行為であり、夫婦もしくは恋人の関係になれば当然の行為――――”生殖行為”もしくは”性行為”と呼ばれる行為の事ですか。」
「わー!わー!お、女の子がこんな朝っぱらから、そんな事を口にしちゃダメよ!」
ユウナの遠回しな言い方の意味が一瞬理解できなかったアルティナだったがすぐに納得した表情になって呟き、アルティナの言葉にクルトと共に冷や汗をかいたユウナは顔を真っ赤にした状態で声を上げた後指摘した。
「ユウナさんから話を振ってきたのに、何故わたしにそんな事を指摘するのか、理解不能です。」
「というかそれ以前に、内心察してはいても知り合い―――それもこれから顔を合わせて授業をしてもらう教官達が既に”そんな関係”の間柄である事を知ってしまうなんて気まずくなるだけだから、正直口にはして欲しくなかったのだが……」
ユウナの指摘に理解できていない様子のアルティナにクルトは困った表情で指摘し
「はあ。ですが、お二人に限らず第U分校の皆さんもリィン教官達が”そんな関係”である事は”察して”いたのでは?アルフィン様がリィン教官の妻で、エリゼ様達はリィン教官の婚約者である事は既に本人達も明言されていたのですし。」
「それは………」
「それはそれ!これはこれよ!というか何でアルティナは教官達が”そういう事”をしている事まで知っているのよ……まさかとは思うけど、教官達が”そういう事”をしている場面を見た事があるのじゃないでしょうね?」
アルティナの指摘に返す事ができないクルトが言葉を濁している中ユウナは反論した後、ジト目でアルティナに訊ねた。
「教官達が”そう言った行為”をしている時は大概ベルフェゴール様達が魔術による防音結界を展開していると、以前のアルフィン様達―――女性達だけの”がー
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