変わり揚げでマンネリ脱出?・その1
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椒:少々
・生パセリ:お好みで
さて、まずはシーフードフライの定番、エビフライからだ。……しかし、エビフライで満足できるサイズの海老を買おうとすると車海老のような大きめの海老を選ぶしかない。そしてサイズのデカい海老というのは、それだけ高い。安く作り上げつつ美味しく仕上げるにはどうするか?というのがこのレシピの生まれた背景だったりする。
まずは材料の下拵え。タルタルソース用に固めの茹で玉子を2つ作っている間に海老の殻を剥き、背ワタを取ったら揚げた時に真っ直ぐになるように何ヵ所か筋を切っておく。らっきょうと大葉は細かくみじん切りに。
はんぺんを袋の上から軽く握り潰し、ボウルに移して刻んだ大葉、片栗粉と混ぜる。
潰したはんぺんダネを手に取り、薄く延ばしたらその上に海老を乗せて海老をはんぺんで包む。あぁ、普通のエビフライに見えるように尻尾は出すのを忘れずにな。後は小麦粉、卵、パン粉を付けて170℃の油で揚げればOKだ。
エビフライを揚げるのと同時進行で、タルタルソースをつくるぞ。茹で玉子、刻んだらっきょう、上記のタルタルソースの材料を合わせて、茹で玉子を潰しながら和えれば出来上がり。
エビフライがカラリと揚がったら、盛り付けてタルタルソースを添えれば完成。
「ほい、お待ち」
「何だよこれ、ただのエビフライじゃねぇか」
「まぁまぁ、文句は食ってからにしな」
どんな変わった揚げ物が出てくるのか、と期待していた天龍からしたら肩透かしもいい所だろう。不満げな顔で普通より太く見えるエビフライにかぶりつき、目を見開く天龍。何しろ、予想していたプリっとした海老の食感ではなくフワフワとした別物の感触を味わったのだ。
「うおっ!?何だこれ!」
「はんぺんを潰したのを海老の周りに纏わせてあるんだ。ビックリしたろ?」
してやったり、とニヤニヤする提督。
「ビックリした、っつーより焦ったぜ。腐ってるモン喰わされたと思って」
「アホか、流石に傷んでる物は客に出さねぇよ」
一応これでも副業とはいえ、飲食業に多少の誇りはあるんだ。そんなマネはしねぇっての。
「でも、改めて食うと美味ぇなこれ。フワフワと海老のプリプリが合わさって」
「だろ?嵩増しでも美味くなきゃ意味がねぇからな」
そんな会話を交わしつつ、次の一品の支度に取りかかる。
《鶏ささみのぱりぱりアーモンド揚げ》※分量2人前
・鶏のささみ:4本
・酒:小さじ2
・生姜の絞り汁:小さじ1
・薄力粉:大さじ1
・片栗粉:大さじ1
・水:大さじ3〜4
・スライスアーモンド:40g
※付け合わせに千切りキャベツやトマト、レモン等は
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