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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0259話『クリスマスのサンタさん作戦』
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どなんとか遂行しているようで安心して良いのか……?まぁ大丈夫だろう。
と、安堵しているとまたしても報告が入ってくる。

『こ、こちら足柄! 朝霜が追ってきているわどうぞー!』
「なんとか逃げてくれ……妙高、代わりに朝霜の場所にプレゼントを届けてくれ」
『了解しました』
「それと誰か足柄の近くにいるものは救援を。川内なら尚更いいな。朝霜はこの際意識を奪う覚悟で行ってくれ。明石はこの晩だけの記憶を奪う薬の用意を……」
『了解だよ! 背後から一瞬で意識を奪うね!』
『了解しましたー! 明石、向かいます!』

と、なんとかやり過ごせそうだな。
それで席に着席しながら、

《ですが、明石さんはそんな薬を開発していたんですね》
「ああ。なんでも前に分離役を作った副産物で開発できたとか……」
《な、なるほど……》

榛名が少し汗を流しているところを見るとやっぱりあんまり反応はよろしくないように見えるな。まぁ仕方がない。

「この調子だと後は潜水艦担当の龍鳳に海外艦担当のビスマルクとイタリアくらいか。報告がないのは……」
「そのようですね」

だけどそこで作戦司令部に優雅にビスマルクが入ってきた。

「ビスマルク? どうしたんだ?」
「いえ、こちらも終了したから報告にしに来たのよ」
「そ、そうか。レーベにマックスも大丈夫だったのか……?」
「ええ。二人ともぐっすりだったわ」
「それならいいんだが……」

と、思っていると龍鳳からも連絡が入ってきた。

『こちら龍鳳です。みんなはとてもいい子ですからぐっすりですよ。寝顔が可愛い……』
「あんまりゆっくりしていないで速やかにな……?」
『はーい』

龍鳳はいつもの調子で返事をしていた。
うーん、ゆったりしているから少し不安だ。
そして、イタリアからも連絡が入った。

『提督……。イタリア、完了しました。リベッチオだけですから安心でしたね』
「そうか。わかった」
『五十鈴よ。海防艦のみんなもオッケーよ』
「了解。それじゃこれでみんなに配り終わったかな……? まだ配り終えていない子はいないか……?」

確認のために全員に聞こえるようにそう話す。
すると全員から『万事オッケーです』と返ってきたので、

「それじゃ任務終了だ。ねぎらいの料理を鳳翔さんが用意してくれているから全員集合してくれ」
『『『わかりましたー!』』』



それで全員が居酒屋鳳翔まで集まってきた。
そして私はみんなに聞こえるように、

「それじゃみんな。プレゼント配布の作業、お疲れさま! 今年はなんとか無事にみんなにプレゼントを配り終えてよかったと思う」
「朝霜が少し危なかったわねー……」
「足柄ったらもう息もキレキレでしたからね」
「まったく情けな
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