スーパーロボット大戦OGs
0005話
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補正が入るのだから、死亡フラグ満載のアクセル君ルートを強制的に選ばされた俺にとっては喉から手が出る程欲しいスキルであるのは間違いない。
「ま、結局その機会があるのかどうかは運次第。吸収出来なくて元々、吸収出来ればラッキー程度の認識でいた方がいいか」
「さて。吸収についてはひとまずこれでOK。次は……」
居間を占拠している銀色の塊へと目を向ける。
もちろんその銀色はスライムであるのは間違いない。間違いないのだが。
「大きくなりすぎだろ」
そう、俺のもう1つの体と言っても過言ではないそのスライムは事件前に比べて明らかに大きくなっていた。
事件前は俺の腰辺りまでしかなかったのが、今では俺の頭の辺りまで巨大化しているのだ。
これは明らかに、店の瓦礫やら兵士やらリョウトやらを吸収した結果だろう。
……あ、良く考えてみれば店の従業員とかの死体も吸収しているのか。
後は兵士が話していたターゲット云々とその関係者も。
「それでも結局吸収したのは念動力だけって事はやっぱり俺の考えは正しいんだろうな」
これからシャドウミラーに所属する予定である以上、俺としては軍人のスキルなんかも吸収して欲しかった所だが。
あと、店の料理人の調理技術やらターゲットの政治家? の能力なんかもあれば嬉しかった。
「ただ、これからは迂闊にスライムの吸収は使えないか? このまま育って、それこそ質量が家やらビルやら並になったら使いにくく……ん?」
そこまで口に出し、ふと思い出したネタ技『微妙に金ぴか王様ごっこ』あれって実はでかくなってしまったスライムで戦う場合かなり使えるんじゃ?
それにスライムの質量が大きくなったという事は、攻撃する時に出せる手数が増えたという事になる。
そしてスライムの質量が増したという事は、すなわちスライムが1度に吸収出来る量が増したという事にもなる。
「あ、こう考えてみればマイナス要素よりもプラスの方が大きいような気がする」
まさに災い転じて福となす。
……いや。瓦礫やら人体やらを吸収してなんで水銀の容量が増すのか、とか。吸収能力を持つ水銀って水銀じゃないんじゃ? とか突っ込みたい気持ちはあるんだが、何を言っても『転生チートだから』で済んでしまうんだよな、多分。
「次はPPだな」
微妙に口調の中に諦めのニュアンスが混じっているようだが、気にしないったら気にしない。気にしたら負けだ。
PPに関して言えば、60ポイントある。
現在の俺のレベルが5で、撃破数が4という事はいつもの如くレベルが2上がって20P。敵を1人倒して5P×4人でもう20Pなんだろう。
にしても、敵を4人倒して2レベルアップって。
敵が強かったのか、それとも
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