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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百三話 裏切りが勃発しました。
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ととします。ただし、彼を活かすも殺すもラインハルトが決めることよ。」
「教官!」
フィオーナが叫んだが、今度は驚きと喜びの色が含まれていた。
「その代り、少しでも不審な動きをすれば、容赦なく処断するわよ。」
ラインハルトを、キルヒアイスを、皆をこれ以上、失うわけにはいかないのだから、という言葉を軍務尚書は強く言った。
* * * * *
「ベルンシュタインに会う!?」
ティアナは親友の発言に目を丸くした。
「どうしちゃったの!?本気で言っているの?!」
ジェニファーを殺されたことをティアナも怒り心頭に発していた。フィオーナにとってもジェニファーの死は痛手でないはずがなかった。そのため、親友の発言が信じられなかったのだ。
「本気よ。一度話してみたかったの。」
「どうして!?」
「・・・ジェニファー教官を殺されたことは、私だって平気なはずないわ・・・・。でも、恨みだけを持っていたってどうしようもないもの。ベルンシュタインが私たちに協力してくれれば、今後の対同盟戦でも、対フェザーン戦でも有利に立てると思うの。少なくともゼロではないと思う。」
「やめた方がいいと思うわよ。どうせ私たちの話なんか聞くはずもないじゃない。ラインハルトを殺すことだけを目的で動いているようなイカれた奴よ、きっと。」
「それはさすがに言いすぎだと思いますけれど・・・・。」
レイン・フェリルが当惑気味に苦笑した。
「ですが、フィオーナさん、私もティアナさんの意見には賛成です。彼はあまりに危険であり、そのような危険分子をローエングラム陣営に置くわけにはいきません。たとえ本人がその気にならなくとも周囲の人間が彼を過剰に意識するでしょう。」
「二人の気持ちはわかるわ。でも、話し合わなくてはいけないと思うの。せめて・・・どうしてああいうことをしたのかを知りたい。敵を殺戮するだけが、私たちの目的じゃないでしょう?」
「・・・・それを自由惑星同盟かどこかに逃げ込んでいるカロリーネ皇女殿下やバウムガルデンの坊やに活用しようってわけ?」
「そういうわけじゃないわ。私は最後の最後まであきらめたくはない。どんなにラインハルトを憎んでいたとしても、あるいは別の目的があったとしても、話し合いの余地があればそこにかけてみたい。それだけなの。」
ティアナがやれやれと言うように肩をすくめた。
「別に反対はしないし、あんな奴にやられるようなフィオじゃないと思うけれど、でも、私も同席するわよ。」
「私もです。総司令官が個人的に面会するとなればあらぬ誤解を生みます。できればもう一人、誰か別の方を同席された方がよろしいかと思いますよ。」
本来であれば、このようなことは必要でない事だった。勝利者であるローエングラム陣営に、帝国に反逆したというそれだけの理由は彼を処罰するのに必要にして十
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