第四十八話 ワイン飲み逃げ
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材を帝国側の諜報員として処罰すればいいのですよ、
所詮国家有っての国民です、犯罪者の有効的な使い方ですぞ」
この老人は恐ろしいこと平気で言う、しかしこれは良い案だ。
他の委員達は殆どが肯定の首を振る。
そうすることとしよう。
■フェザーン 自由惑星同盟高等弁務官オフィス ラファエル・ラ・フォンテーヌ
連絡を負えて私は悲壮感に包まれた、あれではどうしょうもない。
もう止め時か、悔しいことだ。
秘書が帝国側の弁務官シューレンブルク伯から連絡が有った、
案の定、伯は今回の事を厳しく指摘をしてきたが、
自分の無力を感じながら伯に事実無根であり、逆に帝国側が諜報員を送り込んだと、
指摘し、結局その後無言で終わった。
もう疲れた、やはり辞任しよう。
宇宙歴788年 帝国歴479年6月23日
この日、自由惑星同盟政府から、帝国が捕虜に対して虐待を行っていること、
其れを棚に上げて、同盟に対しての事実無根の報道を行い、
帰還兵を洗脳し叛乱や破壊活動を企んだことなどが報道された。
同盟市民は驚きを持ってその報道を聞いた、
フェザーン商人が違う情報を持ち込んだが、
その情報を報道しようとした動きは、政府による検閲で禁止された、
それでも流そうとする記者は憂国騎士団により襲撃を受けた。
最早自由惑星同盟の自由とはいったい何なのであろうか?
それは後世の歴史家に委ねるしかないのであろう。
帝国暦479年6月26日
■オーデイン ノイエ・サンスーシ 小部屋 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
叛徒の放送をフェザーンから入手し見てみたが、
こりゃ酷い無茶苦茶だ、あの長い名前の爺さん辺りが作ったのかもね。
みんなそう思っいるようで苦い顔です。
けど此処までしらを切るとは流石同盟だ、権力欲は何よりも強いね。
ブラウンさんとかリッテンさんとかが可愛く感じるよ、基本彼ら単純だから。
でっち上げられた偽諜報員の方南無です、怨むなら同盟政府を怨んで下さい。
ケスラーのターン。
「今回我が方の放送により起こった各勢力の反応ですがこのようになります」
資料を出します。読んでくれたら楽なんですけどね。
「ハハハ相変わらず儂は馬鹿にされておるな」
「そうですな、私も馬鹿にされております」
「昔から卿と共に馬鹿にされておったからな全然平気じゃ」
「リッテンハイム候もお戯れが過ぎますな」
「あの者ととて夢を見たいのであろうすておけ」
「ですな」
「しかし最初400〜500万だと思っていた移民が1000万を越えるとは驚いたの」
「はっ結果的に薬が効きすぎたようで、皆社会秩序維持局におびえておりますので」
「まあその分施設はあるわけだし、大丈夫で
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