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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六話
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見ぬ振りなんて出来ないし、それに……その『治す方法』って言うのが気になるからね」


「……そう。分かったわ。じゃあ、他に依頼を受ける人が増えるまで待っててね」


アンジュの言葉に頷いた後、僕は準備の為に自室へと向かった。
『病気を治す方法』……なんか嫌な予感がするんだよなぁ。





―――――――――――


その後、ジョアンさん護衛メンバーも決まり、今はブラウニー坑道の中を歩いている。
メンバーは僕、メリア、ファラ、マルタといった、『あれ、男って僕とジョアンさんだけじゃん?』パーティーだった。


それで現在、先頭では僕とファラが歩き、後方ではメリアとマルタがジョアンさんを守りつつ歩いている。
歩きながら話を聞いたが、なんでもジョアンさんの友人であるミゲルさん、と言う人も同じ病気だったらしく、この道中で発作が始まり身動きが取れなくなり、死を覚悟した際、何かが起こりそのミゲルさんは病気が治ったらしいのだ。


「……ジョアンさん、大丈夫かな?さっきから後ろで気になるくらい咳き込んでるけど…」


「そうだね……。さっき聞いた話なんだけど…ジョアンさん、もう長くないみたいなの…」


先頭を一緒に歩くファラにそう話しかけると、ファラは一度、心配そうに後方のジョアンさんを確認した後、そう切り出す。


「やっぱり、か……。それにしても……『病気を治してくれる存在』…か」


「本当にいるのか分からないけど……まずは行ってみないと分からないよ。……だから、私達はそこまでしっかりとジョアンさんを護衛しましょう!大丈夫、イケるイケる!!」


先程までの重い空気を変えるように、右腕をグッと上に伸ばしそう元気に言うファラ。
……うん。なんでこのメンバーにファラが居るのか、段々分かってきた気がした。










―――――――――――



その後、向かい来るモンスターを撃退しながらなんとか指定された二層目の奥地まで来る事が出来た。

――が、そこにも案の定、魔物はいた。

岩で構築された独特な巨体。『ストーンゴレム』であった。


「うわぁ……すっごい硬そうなんですけど……」



「でも……アレを倒さないとだめみたいだね」


各々の武器を手に持ち苦笑いしながらそう言い合う。向こうのストーンゴレムは依然やる気満々と言わんばかりに腕を回している。


「……嫌だなぁ。よし、マルタとメリアはジョアンさんの護衛をお願い。僕とファラで、ストーンゴレムを叩こう」


「えっ!わ、私もちゃんと闘うよっ!」


「……衛司…何で……?」


「うん。マルタの言葉は嬉しいけど……この依頼はあくまでジョ
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