第30話 ドクツ第三帝国“伝説の"解散コンサート Ev12
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オフランス、ガメリカ、ソビエト、
相手がどんなライバルだって、ドクツは負けない♪
新しい未来を追いかける第三帝国。
ドクツの手で世界をチェンジさせよう!!
電撃戦によるドクツ軍の怒涛の欧州侵攻、勝利の映像の数々。
コンサート会場のボルテージがヒートアップして行く――
確かな手ごたえを感じながら、ゲッベルスがスイッチを押す。
舞台を隠していた演出の煙が消えて、閃光と共に舞台に現れたのは――
アドルフ総統ではなく髪を横分けにした釣り目が特徴的なウェーブロング黒髪の美少女。
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*上はグレシアPが着せ替え中のイメージ画像です。
「は〜い♪ 第三帝国のみなさ〜ん、こんばんはっ〜!
私は同盟国ニホンからゲッベルス宣伝相に頼まれてやって来た
シャーリー・アキで〜す!」
「アドルフちゃんのお友達で満州映画協会所属のアイドルです♪」
突然のことに驚いたファン達が自己紹介を聞き「なるほど」と納得する。
日本から来たアイドルは初めてだが、同盟国イタリンの巨乳系アイドル、ムッチーニとは
何度か合同コンサートが行われたことがあった。
「今日のコンサート、私も頑張りたいと思います!
私の曲を聴いて、ニホンのことをもっともっと皆さんに知ってもらえると嬉しいです!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!
会場から大きな声援が上がる。
予めゲッベルスが宣伝省のサクラを入れているのだ。
他の観客も周囲に釣られて熱を上げる。
「それじゃあ行くよ〜! 洗脳・搾取・虎の巻」
アドルフの持ち歌とは、また違う軽妙なリズムが大音量と共に会場を揺らす。
\ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!/
曲に合わせて、よく訓練された愚民たちの合いの手が入る。
「ハイルッ! ハイルッ! ハイルッ! ハイルッ! ハイルッ!」
「ハイルッ! ハイルッ! ハイルッ! ハイルッ! ハイルッ!」
釣られて他の観客たちもアドルフ総統の演説の際のノリで会場を温めていく。
響き渡る歓声が文字に変換され映像を埋めつくす弾幕となる。
全てがゲッベルスの巧みな演出だ。
\ハイッ♪ハイッ♪ハイッ♪ハイッ♪ハイッ♪ハイッ♪/
このコンサートは第三帝国の雌雄を決める重要なイベントフェイズだ。
数日間、精神と時の部屋にぶち込まれ過酷な洗脳教育を受けた黒髪の男の娘が、
日本海軍のモルトケと評されるアキ・フシミだと気づく人間は一人もいない。
例え伏見空を知るロンメルやデーニッツがこの場に居たとしても、
事情を知らなければ女装させられた伏見だと気づくのは無理だろう。
それぐらい“シ
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