47話 世界が動くとき。
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はシナンジュのサーベルを打ち下ろした動きから両手でサーベルを持ちガンダムの胴体部目がけて斬り裂こうとした。
「これでお前を超える!」
「させるかー!」
ガンダムが前面側を急噴射した。その時にシナンジュの肩をガンダムの右手で掴んでいた。
その為、ガンダムがシナンジュの頭上に持ち上がった。しかし、シナンジュの肩を掴んでいた為、
ガンダムの右腕がシナンジュのサーベルの打ち抜きに切断された。
「ちぃ」
フロンタルが手ごたえが右腕一本であったことに悔しがった。その後、フロンタルは敗北を喫した。
アムロはシナンジュの打ち抜きに合わせて予備のサーベルで天頂からシナンジュの持つサーベルの両腕を切断した。
それに驚いたフロンタルはシナンジュを後ろへのけぞった。
「なんと!」
アムロは攻撃を更に続けた。そして精密だった。両足を斬り落とし、ジェネレーターのバックパックのホースを斬り開けた。これでシナンジュは可動不全に陥った。
「・・・また、負けか」
フロンタルは観念した。その声がアムロにも届いた。
「そうだ、お前の負けだ。だから」
「だから、何なんだというのだ」
フロンタルは毅然とした態度を取った。アムロは苛立った。
「お前が仕掛けた状況だろ!元に・・・」
「戻らんよ。誰にも戻せん。これはお前たちが歩んできた道の結果だ」
アムロは愕然とした。
「・・・何だって・・・」
傍で見ていたシャアとララァもフロンタルの言に言葉を失っていた。
アムロは辺りを見渡した。世界を混乱させる、この嫌な感じを解く方法はないのかと。
「全てはサイコミュによる怨念が世界を壊し続けている」
アムロがそう口にした。アムロは動けないシナンジュを見た。
「仮に原因がオレたちにしてもきっかけはお前、そしてパンドラボックスだ」
アムロがそう言うと、フロンタルが肯定した。
「パンドラボックスは怨念を蓄えるに理想なハードディスクだ」
アムロはガンダムの手をシナンジュへ当てた。するとフロンタルのシナンジュのシステムがダウンした。それにフロンタルが驚く。
「何だ、何をしたんだアムロ」
アムロはガンダムを介してシナンジュに内蔵されているパンドラボックスに触れた。
今なら分かる。そのパンドラボックスについて。パンドラボックスは人の思念を集めるに適したハードディスク。その思念を集めるに適した材料。それは・・・
「ここに・・・いたんだな、シャア」
指導者は多くの人から敬意や畏怖、嫌悪の対象として意識される生き物である。
それに耐える人物こそ思念を受ける器として適していた。
アムロはパンドラボックスの力を逆に作用させた。すると、周囲の怨念が少しずつシナ
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