第29話 日米英停戦交渉と元寇襲来 ターン29、30
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ーとオレも思ってたんだよなッ!
ワシントンにカチコミかけるのも悪くはねーと思うぜ」
「ワシントンに近づけばガメリカの政府など鎧袖一触で崩れ去ります。
それに例え図上演習の勝率が高くとも、運が無ければ負けるときは負けるのです。
直往邁進すれば勝率が低くても運命を切り開くことができるでしょう!」
「確かに戦死る奴は……不運と踊っちまうだよな」
「そうですっ! 田中少将の言う通りです!
確率を恐れて千載一遇の機会を逃すのが愚の骨頂です!」
脳筋チンピラのヤンキー提督の噛み合ってない支持を受けた平良が声を上げる。
小澤は(;´艸`)oO(笑ってはいけない)という表情で平良にツッコムのは止めた。
「ふむ。平良君は、この乾坤一擲の博打に“機”があると?」
「その通りです、山本閣下。真珠湾の宇宙基地を失ったガメリカは、
軍を立て直すには時間がかかる。捲土重来の期間を与えるべきではないはずです」
「軍令部ではガメリカ軍の継戦能力は落ちていないと判断してます」
「懇意にしている総長閣下が、推測に過ぎないと私に言っていたが?」
平良は“虎の威を借りて”虚勢を張ろうとする。
「伏見総長の予測は今までかなりの的中率を誇っています。
様々な情報を現在精査中です」
「敵が多いか少ないかは攻めて見れば分かるっ!」
「イーグル・ダグラス提督が太平洋艦隊司令官の任に復帰し、
統合軍本部の参謀代理になり、再建が進んでいるとの情報もあります」
「選挙に敗れた映画俳優に軍事の何がわかるッッ!!」
「ドクツも崩壊寸前でドゥービル・ホワイト司令官率いる
ガメリカ大西洋艦隊がフリーパスであることを作戦部は警戒しています。
実際にAf計画の見積もりより敵戦力が多い場合はどうなされるのか?」
「それこそ高度の柔軟性を維持しつつ、縦横無尽、臨機応変に対応すればいい!!
旭日昇天の勢いで勇往邁進すれば恐れるものなどないわっ!!」
「軍令部は反対です! “先手必勝ドクトリン”の原則に反します」
「戦闘教義などといった異国の軍事思想にかぶれた考えだ!!
日本帝国は今まで精神主義でやってこれたっ」
「伏見総長はハワイ占領にワープゲート探索実験を行うよう
軍技術研究所の平賀博士に依頼しております」
猫の久重を頭に乗せた研究所長の平賀津波-ヒラガ ツナミ-技術中将が頷いて同意する。
言葉を発しないのは場馴れしてないのではなく馬鹿を相手にする気がないからだ。
「軍令部ではハワイとカナダ間のワープゲートが発見されれば、
戦
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