第29話 日米英停戦交渉と元寇襲来 ターン29、30
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した場合に備えて
新たな計画の準備を始めるべきです!!」
出鼻を挫かれた平良が提案する。
「へー、何か良い案があるのかい?」
興味を持った南雲が聞く。
「福原少将お願いする」
「……はい。こちらが第七艦隊、第八艦隊で共同立案した。
ガメリカ侵攻作戦Af計画になります」
平良に命じられた第八艦隊の福原少将が用意してた計画書を各提督に配布する。
「Af計画は、ただの侵攻作戦ではありません“大”侵攻作戦です」
「多数の艦隊で侵攻し、臨機応変に対応する……ですか」
「行き当たりばったり??」
「はは、ほんと噂通りの(無責任な)男だねぇ」
「本丸に特攻ってぇのは嫌いじゃねえぞ。
第六艦隊が突っ走ってやんよっ!」
特設艦隊の戸塚中将が計画書を一瞥し、小澤少将がツッコミを入れる。
南雲中将も杜撰な計画に呆れた声を上げる。
Af計画では先陣を任されている田中少将だけが気炎を上げる。
「平良提督、この侵攻作戦Af計画は軍令部で図上演習は行ったのか?」
遊撃艦隊のラスシャラ少将が挙手して質問する。
「君っ、階級が上の相手は提督ではなく、閣下と呼ぶべきだ。
これだから異国人は礼儀も弁えず……」
異国人を嫌う平良はラスシャラの質問にまともに答えようとしない。
見かねた福原が回答を返す。
「以前、伏見総長に計画書をお渡しして軍令部で
図上演習を行ってもらっています。Af計画の命名も軍令部総長です」
「流石、いずみ君だ。総長閣下に依頼済みだったとは」
ちなみにAf計画はAs fuck計画の略である。
「すごい! すごい!」と自画自賛が五月蠅いと名付けられた。
幕間の育成計画や某銀河の皆が大好きなヒステリー参謀とは関係はない……はずだ。
「それで軍令部の出した結論は?」
「軍令部に計画書を渡したのは福原少将だ。私は結果を聞いてない」
「閣下ではなく、軍令部の各参謀に質問しています」
口調は丁寧だが海援艦隊の有馬兎子-アリマ トコ-少将は、
平良を無視し以前同僚であった軍令部の幕僚たちに確認する。
「はっ、偵察によって集まっている戦域情報がUSJを除くと殆どありません。
ただしシカゴX、ワシントンの戦力は相当の量だと推測されています。
情報部ではAf計画の敵戦力の見積もりが甘いと判断し、
図上演習は行いませんでした」
「作戦部では計画書にある敵戦力の見積もりに多少の修正を加えて、
複数パターンの図上演習を行っています。
比較的情報が集まっているUSJ侵攻作戦は、
計画書にある通りの陣容で“損害さえ無視すれば”占領は88%可能です」
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