暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
番外編062話 その頃のホワイトスター
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そうなると、下手をすると敵対している相手にその残骸が回収される危険もあるわ。そうなると、こちらの技術を奪われてしまう可能性があるでしょうね」

 レモンの言葉に、綾子は残念そうで……それでいながら納得した表情を浮かべる。
 シャドウミラーが非常に高い技術を持っているのは、ホワイトスターで生活をしている綾子には十分に分かっている。
 また、様々な世界から色々な技術を吸収しているのも、当然知っていた。
 凛などは、レモンがギルガメッシュの腕を一本そのまま保存しており、更にはその遺伝子を量産型Wに組み込んでいるというのを知った時に上げた声は、それこそホワイトスター中に響いたのではないかというくらいの大声だった。

「じゃあ、駄目か?」

 駄目だと言われるんだろうなと思いながら、呟く綾子。
 だが……そんな綾子に対して、レモンは首を横に振る。

「別に駄目って訳じゃないわ。そもそも撃破された機体を回収されて云々という事になっても、今までだってメギロートとかバッタとか、それなりに撃破されてるんだし。ただ、使い捨て前提って事で考えると、より敵に奪われる可能性が多いって事になるから……そうね。シャドウミラーだけが持っている技術を使わず、どこの世界にもあるようなのと、それなりに広まってもいい程度の技術だけを使って、というのであればどうかしら」
「問題ないと思うわ。既存の技術を使っても、十分に使える代物になると思うし」

 レモンの言葉に、マリューが同意する。

「そうなると、まずはその機体の動力ね。……時流エンジンやブラックホールエンジンは論外として、プラズマ・ジェネレーターや、核融合炉も不味いでしょうし」

 プラズマ・ジェネレーターは、核融合炉の次世代型と言ってもいい動力炉だ。
 PTではバレリオンやグルンガスト、ヒュッケバインMk-Uといった機体で使われている。
 もっとも、グルンガストの動力炉は正確にはプラズマ・リアクターで、プラズマ・ジェネレーターの派生形と呼ぶべきものなのだが。

「装甲部分も、何を使うかね。PS装甲は当然駄目でしょうし」
「……まぁ、PS装甲はどうしても重くなるから、基本的にブラックホールエンジンとセットだしね。軽くて頑丈だというのなら、ガンダニュウム合金があるけど……あれだって新しく得たばかりの技術だし、止めておいた方がいいわね」
「そうでしょうね。敵対組織にガンダニュウム合金が渡るなんて事になったら、ちょっと洒落にならないでしょうし。……武器の方は、それこそビームやマシンガン、ミサイルといった物があるから問題ないでしょうけど。……ああ、動力炉の件だけど、使い捨てなんだし、いっそSEED世界のバッテリーを使う?」
「そうね。他にもシャドウミラーの技術を使っちゃ駄目となると、テスラ・ドライブ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ