六
[8]前話 [2]次話
寄る辺なき
川面の枯れ葉
流さるゝ
うきしその身を
侘しからんや
寄る場所もなく流されゆく枯れ葉…。
フラフラと流され…どこへ向かうと言うのか…。
そんな川面に浮かぶ枯れ葉は…自分を侘しいとは思うだろうか…?
決してあの人に寄り添えない私が…こうも侘しいのだから、枯れ葉さえ侘く思うだろうよ…。
小夜更けて
寒さ身に染む
冬の風
想いも凍てし
独りかも寝む
夜も更けて…冷たい冬の隙間風は身に染みる…。
こんな夜は、考えたくないことを考えてしまい…思い出したくもないことを思い出してしまうもの…。
あの人ともう一度会いたかった…あの人にもう一度触れたかった…。
叶わぬ想いは凍てついて…心に深く突き刺さる…。
世は無常…詮ないことなのだ…。
ただため息をつき…眠るだけだ…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ