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ドリトル先生と春の花達
第十幕その九
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「凄いからね」
「若しあそこに行ったら」
「もう大変で」
「ちょっと油断したらね」
「もうその時点で終わりだから」
「また行く時になったら」
「気を引き締めて」
「行こうね、本当にだよ」
 先生は皆に注意する様に言いました。
「その時は注意してね」
「うん、わかってるよ」
「僕達も困りたくないし」
「事前の準備はしっかりして」
「そしてね」
「計画も立てて」
「必要なものは全部持って行って」
「抜かりがない様にしてね」
 そしてというのです。
「中に入ったら余計に注意して」
「軽はずみな行動は取らない様にして」
「そうして皆で行かないと」
「どうなるかわからないから」
 アマゾンは本当にそうした場所なのです、ジャガーやアナコンダ、鰐にシビレウナギにピラニアと大勢の怖い生きものもいますし。
 特にですい、トミーが言うには。
「蛙は食べたらいけないですね」
「ヤドクガエルはね」
 先生も答えます。
「蛙は美味しいけれど」
「鶏肉みたいな味で」
「けれどね」
 幾ら美味しくてもというのです。
「あの蛙君達はね」
「食べたら駄目ですね」
「猛毒があるからね」
 名前通りにです。
「だから食べない様にね」
「絶対にですね」
「本当に死ぬ危険があるから」
 そこまでの猛毒があるというのです。
「食べたら駄目だよ」
「ヤドクガエルは」
「すぐに彼等だってわかるしね」
「そうですね、色は奇麗で」
「宝石みたいだからね」
 それでというのです。
「すぐにわかるよ」
「その辺りサンゴヘビと一緒ですね」
「そうだね、サンゴヘビは噛んできてね」
「ヤドクガエルは食べると危ないですね」
「毒のある生きものでもそこが違うね」
 毒にやられるそのことがです。
「ヤドクガエルは食べない限り何もないよ」
「そうですね」
「だから観てもね」
「観るだけですね」
「そうだよ」
 先生もこう言うのでした。
「奇麗だからそうした風には楽しめるよ」
「そういうことですね」
「あとアマゾンには巨大な食中花とか人食い蜘蛛はいないから」
「そうしたお話はないですね」
「うん、ないよ」
 アマゾンはこれまでかなり調べられてきました、長い歳月をかけて。それでそうした動植物は見付からなかったのです。
「同じ位の危険は多いしまだ未確認の動植物も多いにしても」
「そうした動植物はですね」
「いないよ、そこまでくるとね」
「もうアニメですね」
「日本ではね」
 幾ら一人で生きようと思えば特撮のヒーローになれる世界でもです。
「そうなるよ」
「本当にそこまではですね」
「いないから」
「ちゃんと認識することですね」
「アマゾンについてもね」
「幾らとんでもないところでもちゃん
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