クリスマス準備編〜その一〜
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と、さっきから理解が追い付かない。
「敬礼!」
筒がなくいつものように敬礼する皆。おいてかれてるのは俺たちだけだ。
「えー、本日は出撃はなし。ノルマを達成したら全員クリスマス会の準備だ。年に一回しかないからな。しっかり楽しもうじゃないか。それと、全員着替えを各部屋に届けているから着替えること、以上。質問は。」
さっそく手を上げようかとしたが、もう天龍あたりに聞くことにした。
「提督ー、や」
「無い。」
いつものやり取りも済ませ、提督と思うさんは大会議室を去っていった。
「さてと、着替えるか。」
誰かがそう言った途端に、全員が一斉に動き始めた。
「お、おい天龍。どーゆこと?」
「あ?クリスマス会するんだよ!」
会話にならなかった。
取り残された俺と春雨。
「えっと、とりあえず、部屋に行って着替えてみるか。いつも通り、図書館で。」
「は、はい…………。」
仕方なく、俺と春雨も外に出た。
―図書館―
鼻血が出るかと思った。
「ど、どうですか…………?」
春雨は、真っ赤なサンタクロースの衣装に着替えていた。寒いのにミニスカートで、黒いタイツがもうヤバイ。
「うん、似合ってる。」
かくいう俺もサンタクロースになってるわけだが。
「さてと、正直この異常気象とかみんながすんなり受け入れてる事とかに突っ込みたくって仕方無いんだけど、もう俺達も受け入れよう。」
「ですよね。なぜか知らないですけど、皆理解してますし。」
「…………とりあえず、今日は早めに訓練を終わらせよっか?」
「ですね…………はぁ。」
俺達は、一先ず外に出て、訓練を終わらせることにした。
もう、この際だから楽しんでしまおう。
―三時間後―
なぜ、俺はケーキを作るはめになっているのか。俺はボウルと卵を両手に持って、遠い目をしていた。
あの後、訓練をさくっと終らせて中に戻ると、間宮さんが俺に話し掛けてきた。
「ごめん、二号くん!手伝って!」
まぁ、引き受けるよな。そしたら、あれよあれよと言う間に今に至る。
「二号くん急いで!まだまだ足りないよ!」
今、厨房には間宮さん、羽黒さんに加えて、古鷹さんと由良さんまでいる。限界体制だ。
「ちなみに、ノルマってどれくらいですか?」
「ケーキは五十!それと、七面鳥がまだまだ!あと七時間だよ、ボーッとしない!」
間宮さんの表情が鬼気迫るものになっていた。どうやら、本当に時間が無いらしい。
俺は本日何
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