幕間13 幼馴染の義妹によるとお尻は婚前交渉に含まれないらしい
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゚ギャーしたい。
え、原作ゲームに登場しない美女には手を出さないのかって?
せっかく極上の美酒で酔えるチャンスがるのに、安酒(モブキャラ)に走る必要があるの?
原作ゲームに登場しないキャラなんて慢心王ではないが、有象無象の雑種なのだ。
「閣下、お悩みですか?」
「ん……ああ、福原少将か。
いや欧州情勢もそうだが、ガメリカとの今後のことを考えていてね」
ピンク色に染まった邪な考えを悟られぬように返す。
「……そうですか」
何故か福原少将の笑顔が翳る。どうしたんだろう?
「申し訳ないが、福原少将には第八艦隊で超右派閥の穏健勢力を取り纏めて貰う。
このままでは第七艦隊だけに不平不満が集まり火薬庫になってしまう。
僕もそうだけど、従兄の平良中将を助けると思って頑張って欲しい」
「……はい」
「ん? そういえば副長の任を解いたから、この時間帯は非番じゃなかったか?」
「はい、非番です。ですから、閣下に用事があってきました」
「なにか相談事でも?」
「はい、あの……今宵こそは私と同衾していただきたいと」
「いずみちゃん、それは――」
今までも何度か軽く誘われたが、
原作ゲームの知識として彼女の想いは従兄にもあるだろう。
それに神様転生の記憶が戻る前の伏見空に悪いと思ってしまう自分がいる。
彼は福原いずみを、ただの妹分ではなく、本当の妹のように想っていたのだから……。
「山下長官からは許可を頂きました!!」
「えっ!? ……どういうこと?」
利古里ちゃんが?? よーわからんぞ。
「一緒に閣下を支えて欲しいと――
もし私がお兄様を慰めるのに相応しい女で無いのであれば、
山下長官にも会わせる顔がありません。自害いたします」
ストーップ!! 誰か詳しい説明をお願いしますヽ(;´Д`)ノ
――――都内ホテル――――
「――なるほど。僕が福原少将と平良中将の関係を誤解していたわけだ」
「平良は従兄とはいえ、所詮は家と家との結びつきに過ぎません。
私が軍人を志したのも、すべてお兄様を想ってのこと……」
「その気持ちを知っていた遠藤中佐が利古里ちゃんに相談したのか」
「はい、山下長官は私を励まして下さいました」
「一人では僕を鎮めれないから、助けて欲しいか」
最近は下手したら月月火水木金金のレベルで夜の図上演習が続いてるもんな。
どんだけ性豪の性欲魔人だと思われてしまっているのだろうか……少し凹む。
それこれも怪しげなサプリメントを渡して来た戸塚軍医が悪い。
「はい、私はあきにい様のお側にいられるのであれば妾で構わないのです。
山下長官のご慈悲に甘えようと思います……
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