remember memory
ep.0002 remember memory 騎城&七草 中編
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青は髑髏にヘビが巻き付いたようなものだった。
すると途端にズズズッと音が聞こえ、足元を見ると地面に「大丈夫」と書かれていた。
俺はその時、フラッシュバックしたかのようにパンをくれていた相手のことを思い出した。
ソイツはそこに居るのは確かなんだろうが、俺の視界には全く映らなかった。
◆◆◆◆◆◆
一方、例の組織へ帰還した相手は報告をしていた。
相手は優斗の実力こそ伝えたが、最後に見せた不思議な能力については一切触れることはなかった。
確証のないことを言っても混乱させるだけだ。
それに能力こそ強力かも知れないが、戦闘技術は皆無に等しいと感じたため連れて来ても無意味だと判断した。
今回はボスから判断を任されている。
こちらが無意味だと判断すれば連れて来る意味はない。
「ご苦労だった。IS。」
「いえ、大したことでもないです。」
「それでトドメはさしたのか?」
「あの程度なら殺しても意味がないと判断しました。」
報告を終えたISはその場を去った。
それからこの組織が俺に絡んでくることは組織が内部崩壊により壊滅するまでなかった。
◆◆◆◆◆◆
奇跡的に生還できた俺は1つの考えを持つようになる。
それは自身の殺意などを意図的にコントロールして戦わなければ、今後の相手の前では通用しないだろうという考えだ。
俺を襲った奴には明確な殺意を感じた。
「コイツを殺す」という確定した意志を感じた。
これから先を生き延びていくためにも、ありきたりな殺意を抱くのは良くない。
それと、目に見えないそこに居る相手のことをこれからどう知るべきか、それもこれからの課題となった。
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