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チェロとお味噌汁と剣のための三重奏曲
6. あなたの声が聞きたくて(前)
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「私は、お前の先ほどの奇行を鳳翔に話すつもりはない」
「……うう、他の人にも、なにとぞ秘密に……」
「だからお前も、これから私が話すことは、聞かなかったことにしろ」
「ほえ?」
「いいか。他人には……特に、鳳翔の耳には絶対に漏らすな」
「……は、はいっ」

 その後、ロドニーさんは、とても真剣な顔で僕の顔を見つめながら……でも時々ほっぺた赤くしたり、鼻のてっぺんをぽりぽりとかいたりしながら……ある事実を僕に話してくれた。


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