ep15 叶わぬ恋路でも着地したい
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ニッと笑ってリヒティを指差した。
「3分以内に準備してここに集合!車は王留美にお願いするから」
「このままじゃダメ?」
リヒティは自身の腹部を叩いて示す。全身を覆うレトロ水着だ。
クリスは半目になり、呆れた調子で手を振った。
「面白いこと言ってないで早く用意してよ。あと2分30秒ね」
「ちょ、ちょっと!」
リヒティは慌てて別荘の自室に向けて駆け出す。身体を張って手に入れたチャンスを無下にするほどバカなことはないのだ。
ゴールは見えそうにないが、いつかはきっとーー。まるで戦争を感じさせない妄想を蓄えて、リヒティは残りの2分に全力を尽くした。
終
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