第七章 C.D.の計略
マンティスハイパーフォーム
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るお前たちがこのシステムを使ってなお、俺には勝てない。ならば、勝てる人間は存在しまい?」
俺は最強だからな、という自己評価。
それは行き過ぎた自信でも、高慢ちきな自惚れとも違う。
それは、客観的に自分と人類の力を見計らっての、確かな客観的結論だった。
つまり、この男はこういっているのだ。
もはや「EARTH」ですら、俺を倒すことはできない。と
「俺はこの星での最高位種であるワーム種ネイティブを、かつての我々の星と同じように繁栄させる。そして、その底辺に人類を据え置く。そんなお前たちが、社会に対して「どうにかなるかも」などと期待を込めて見ろ。その期待は希望となり、そして無謀な戦いを俺に挑んで、そして負けることになる。俺はな。確かに人類は下に見て、他の種族はみな殺せばいいとは思っているが、そんな資源の無駄遣いはしたくない。それに、下手な希望を抱かせて、それが崩れたときに絶望させるのはかわいそうだろう?」
頂点に我在り。
同種は自分に連なる高位生物。
多種の者共は、なまじ力を持つので危険分子として抹殺。
人類はいくら集まろうと有象無象。
ならば労働力、嗜好物として扱えばいい。
「故に、貴様らのライダーシステムは俺がもらう。それは人間が持つべきものではない。もとより俺たちの提供したものだしな」
そう、だからこいつは最初にガタックを狙った。
カブトは手に入れさえすれば、他のゼクターをパーフェクトゼクターで集められるからだ。最高スペックのガタックが下手に残られたら困る。
そして更に、先の戦いでこいつはこれを手に入れている。
「使わせてもらうぞ」
《HYPER CAST OFF》
ハイパーゼクターを腰につけ、そのホーンを倒す。
それは戻るが、すでに起動は済ませた。
マンティスの装甲が、鋭利なものへとなっていく。
分厚くなるカブトやガタックとは、まるで違う。
肩や肘から鋭利な突起が突き出してきた。
カブトやガタックのハイパーフォームの装甲が「面」とするならば、マンティスのハイパーフォームの装甲は「線」だ。
まるで、刃を連ねてできたかのような装甲。
「加賀美!!下がれ!!」
「クソッ!!!」
それを見て、天道が即座にハイパーゼクターを取り出す。
同時に、ガタックはその光景を傍観していた幡鎌の方へと走り出した。
「クロックアップ!!」《clock up》
「ハイパークロックアップ」《HYOER CLOCK UP》
瞬時に時を超え、幡鎌の元へとたどり着くガタック。
マンティスワームである彼には見えているのか、頷きガタックと共にその場を去ろうとする。
だが、クロックアップを超えた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ