第九章
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もチェチーリアでジュゼッペに言う。
「芸人としてのジュゼッペさんも」
「僕のこの仕事が」
「はい、好きです」
彼が芸人であることも大事、いやチェチーリアにとって必要だというのだ。
「それにジュゼッペさんの性格もお顔立ちも」
「つまり僕の全てが」
「好きです」
チェチーリアもそう思っているというのだ。
「そうでなくて何度もデートもできませんよね」
「それじゃあ」
「有り難うございます」
まずはジュゼッペの告白に対しての返答からだった。
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