第四章
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ゃないか。高校までは一緒だったけれど」
それでもだと。ジュゼッペは困った感じの顔で返す。
「大学は分かれてだったから」
「だからボローニャに来なかった理由は?」
「ヴェネツィアにいたかったからね」
だから彼は大学はそちらだったのだ。
「楽しかったよ、ヴェネツィアは」
「やれやれ。そのままヴェネツィアに住んでもよかったんじゃないかな」
「まあ成り行きというかお笑いは昔から好きだったし」
それでオーディションを受けて今に至るのだ。イタリアでも人生色々だ。
「それでだよ」
「そういうことなんだな」
「とにかく。この中にその人がいるんだよね」
「うん、そうだよ」
それはその通りだと友人も答える。
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