第24話 ドクツ第三帝国、崩壊の序曲 Ev08
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は分かっているが仕事の多さに文句も言いたくなる。
軍需相も本来であればアドルフが敬愛する師匠のVTVN提督にお願いするつもりだったが、
創造的・芸術的な仕事ではないと断られてしまった。
提督としての仕事でさえアシカ作戦の後にアドルフがお願いして何とか引き受けてくれたのだ。
これ以上の無理強いはゲッベルスには出来ない。
対エイリス戦線はロンメル提督とVTVT提督、
対ロシア戦線はマンシュタイン提督とシュテティン提督が何とか支えている。
(フシミがドイツに居てくれたら、レーティアが言ってたようにまずは軍需相。
今では東洋のビスマルクと呼ばれて、前線で外交の任もこなしてると聞くわ。
それなら外務省もお願いできるわね……
提督としての力量だって日本海軍のモルトケだってドクツで評されてる。
きっと元帥を任せても反対されないわよ。
そうしたらレーティアのスケジュールだって、かなり減らすことができるわね。
アイドル活動に割り当てる時間が増やせるじゃないっ!!)
「あーん……」
「ゲッベルス……?」
「えっ、れっ、レーティア!? ど、どうしたの? 病室で何かあったの?」
「今日は少し調子が良いんだ。……なにか仕事はないのか?」
「(嘘は駄目よ、レーティア。いつもと違って目が輝いてないもの……無理しないで)
ないわよ! 総統の分も頑張るんだって、みんなハッスルしてるわよ!
仕事だって、ぜーんぶなくなちゃったわ!」
「……そうなのか? マインシュタインやロンメルたちはどうなってる?」
「え? 順調よ! 順風満帆、疾風怒濤の快進撃よ!!」
「そっか、さすだな。なんだ、私がいなくても……
みんなしっかり出来てるじゃないか」
「ええ! だから今はゆっくり休んで!
みんなは貴女の元気な笑顔を早くみたいのだから!」
「うん……わかった。それじゃ、邪魔したな」
「グーテ ナハト、レーティア」
(はぁぁ……憂いのある顔も可愛いわね!! 後で疲れて寝てるときの写真も撮りましょう!
ついでにデーニッツに連絡する際にフシミをドイツに借りれないかダメ元で聞いてみましょう)
グルシア・ゲッベルス→☆
――――北アフリカ星域、ロンメル艦隊――――
「元帥、全艦隊の燃料が残り3割です。
備蓄も補給が滞り予定の半分にも満たず……」
「仕方ない、閣下が倒れてるんだ。……が、限界も近いな」
「ほとんどの戦力がソビエト攻略に回されてるなかで、
数倍のエイリス軍を相手に長期間戦線を維持、戦力差を考えれば大健闘です!」
「パリにいるVTVN提督がロンドン方面を抑えてくているお陰さ。
オットー少佐を起用して前線外交でエイリス本国とや
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