第四十四話 スパイ大作戦
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
今夜は夜勤で居ない為UP出来ない為、いまUPします。
更に真っ黒テレーゼ。
********************************************
第四十四話 スパイ大作戦
帝国暦479年2月25日
■オーディン ノイエ・サンスーシ 小部屋 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
20日に行われた、父様戴冠23周年記念と叛徒軍撃退記念の宴は、
思惑道理首尾良く終了した。
本日も定例連絡会、相変わらず皆がバラバラに集まる。
父様が開講一髪話をし始めた。
「先だっての宴での儂の演技はどうであったかな?」
「お父様素晴らしい演技でしたわ」
「はは、陛下ババリア映画村で俳優が出来ますぞ」
「陛下の御演技、誠に素晴らしく存じました」
みんなニヤッとしながら話していく。
「さてテレーゼのアイデアを元に今回の謀を行ったが首尾はどんなモノじゃ?」
ケスラーが厚い資料を捲りながら応対です。
「僅か4日間でございますが、非常に興味深い動きが多数有りました」
「第一に内務省と社会秩序維持局が帰還予定兵のリストを手に入れようと暗躍を始めました」
「第二に諜報部門が叛徒俘虜の身体的特徴、家族構成等を調べ始めています」
「第三に救恤品下賜と帰還兵に対する恩赦の話が軍及び市井に流れ始めております」
「第四に皇帝陛下のお慈悲に感謝する流れが出来ております」
「第五に官吏に帝国騎士叙爵の話が流れております」
「第六にテレーゼ様の自称婿候補として数人が名乗りを上げております」
「第七にグリューネワルト伯爵夫人と弟に対して貴族、軍の間で非常に悪い噂が流れまくっております」
「第八に市井においてもグリューネワルト伯爵夫人と弟の悪い噂が流れております」
ちょー、気になる話もありますが、だいたい予想した通りの動きが始まったようです。
一番は最初から予想していたモノで帰還兵と家族は、
殆どはローエングラム領へ移住させて安全を守ります。
そして父様の勅命を守らずに恩賜を無視して動いた、
内務省と社会秩序維持局《ゴキブリ》の首根っこを押さえられるので、
後々に両組織を牛耳る為の準備と成ります。
二番は判りますよ、帰還兵の中から死亡者や亡命希望者に成りすまして、
諜報員《スパイ》を紛れ込ませて行こうって腹ですね。
原作でも実際に同じ事していますから、其れは普通なんですけどね、
今回はご遠慮願いたいです
第三と第四は予定道理、父様の優しさを下級貴族や平民に見せてフリードリヒ4世は下々の事を考えて下さるお方だと、刷り込みすればラインハルトが、
いずれ何かしても下級貴族や平民の支持を得られないからね。
此は第五と第八も関係してくるからね。
まあ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ