第23話 災害対策艦隊の派遣 ターン24〜26
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一艦隊のみで無傷で撃退。お見事だね。
遠藤中佐は太平洋艦隊の配置についてどう思う?」
「どうと言われても……私には」
「マイクロネシアに第一、第四、第六、第七艦隊。
ラバウルに第三、第八、特設艦隊。日本には第二艦隊……」
「印度洋艦隊はベトナムの第三、海兵艦隊が主軸ですね。
後詰としてマニラ2000にいる零号、遊撃、潜水、海援艦隊は、
いつでもハワイ侵攻作戦に加わることが可能です。
……理に適っているでは?」
情報参謀の栗田中佐が訪ねてくる。
「理に適ってるからこそ辛辣なのさ」
「どういうことですか?」
「新たに昇進した提督の中で、第三艦隊の小澤中将はラバウルを任されてる。
新任の第八艦隊を指揮下に置くに相応しい力量があるってことだ。
逆に平良中将は昇進しても東郷長官の下に置かれている。
東郷長官は第七艦隊をお飾りにして戦勲を与えないつもりだろうね」
「なるほど。平良中将に対してですか。
第七と第八艦隊を一緒にしないというのは軍令部総長の提言ですか?」
「正規艦隊の配置については口出ししてないよ。
ま、東郷長官もこちら意図はご存知だから、配慮してくれたんだろうね」
「東郷長官も大したお方ですね」
「そうじゃないと海軍長官は務まらないよ。
それに知ってる? 技術開発が随分と進んだって件」
「はい。ドクツ第三帝国からの技術提供によって
平賀博士が伊号1型潜水艦の開発、量産に成功したと聞いてます」
「あーそっちか。
空母を優先させたのもあるけど、潜水艦の開発はむしろ遅いくらいだ。
デーニッツ提督の献身的な協力のお陰で兵員の訓練が進んで
早期配備が可能になったけどね」
「他に何か?」
「東郷長官が他国の情報屋から技術情報を貰ったらしいよ」
「女性スパイを誑し込むのは伏見総長も以前になされたと聞きましたけど?」
(¬_¬)ヘー フシミ ソウチョウ ッテ
(*´ェ`*)オトコ ハ ミンナ ケダモノ
(¬_¬)トウゴウサン トハ チガウッテ キイテタノニ
(*ノェノ) エー ショック- デモ ワタシモ
「いやいや。中帝国の件は相手から積極して来たわけだから防諜の一環だよ!防諜の!
むしろ女スパイの誑し込みは東郷長官が本家、本元だって! だからジト目は止めて!」
他の幕僚もいるんだから虐めないで!!
( <((●))> _ <((●))> )ジィーッ
って、めちゃ見てたの誰っ!?(汗)
( -∇-) マ,コノヘン ニ シテオキマショウカ
(/ω\) イヤーン タラシコンダノハ ホントナンダ-
――――翌月、軍令部総長室
第三
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