―挑戦状リターンズ―
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
三沢戦に出した切り札、《ギルフォード・ザ・レジェンド》であろうか。
どちらにせよ、くず鉄のかかしが破壊された今、ニトロ・ウォリアーとシールド・ウォリアーは破壊されてしまうか……
しかし、結論から言うと。
五階堂が狙っていた戦術は、俺の予想を超えるものだった。
「俺のフィールドの戦士族を三体リリースし、現れろ! 《ギルフォード・ザ・ライトニング》ッ!」
ギルフォード・ザ・ライトニング
ATK2800
DEF1400
俺の予想を裏切りながらフィールドに現れたのは、伝説となる前の稲妻の戦士。
しかし、その力は劣っているわけではなく、むしろ全盛期と言っても過言ではない……!
「これが俺があの方から賜った、俺の新しい切り札だ! ギルフォード・ザ・ライトニングの効果を発動! 三体をリリースして召喚された時、相手フィールド場のモンスターを全て破壊する! ライトニング・サンダー!」
ギルフォード・ザ・ライトニングがかざした剣から放たれた稲妻が、俺のフィールドのニトロ・ウォリアーとシールド・ウォリアーを破壊する。
禁止カードの《サンダー・ボルト》を喰らった気分だ……!
「バトル! ギルフォード・ザ・ライトニングで、黒崎遊矢にダイレクトアタック! ライトニング・クラッシュ・ソード!」
サイクロンとギルフォード・ザ・ライトニングの効果でフィールドを丸裸にされ、速攻のかかしは使用済み……ギルフォード・ザ・ライトニングの攻撃を止める術は、今の俺にはなかった。
「ぐあああッ!」
遊矢LP3700→900
一気にかなりのラインが削られる。
ちょっと辛いか……!
「ハーハッハ! これで俺の勝ちは決まっても当然だぜ! ターンエンドだ!」
「俺のターン、ドロー!」
まだ勝利宣言するには早いだろう、と言おうとしたが、勝利宣言を言った当人である五階堂は聞いてはくれないだろうから、自分のプレイに集中する。
しかし、効果は優秀なのは分かるが【装備ビート】にギルフォード・ザ・ライトニングは重いんじゃないか?
人にもらった大事なカードなら、俺がとやかく言えることではないが……
それはともかく……ファイナルターンだ!
「俺は魔法カード《狂った召喚歯車》を発動! 相手フィールド場のモンスター一体を選択し、相手はそのモンスターと同じレベル・種族のモンスターを特殊召喚する!」
五階堂のフィールドで俺が選択出来るカードは、ギルフォード・ザ・ライトニング一体のみ。
当然、選択されるカードはギルフォード・ザ・ライトニングとなり、稲妻の戦士と同じレベル・種族のモンスター……つまり、レベル8の戦士族が五階堂のデッキから現れる。
「なに? ……ふん! 俺のフィールドにモンスター
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ