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使えるかどうかはまた別」

「あ、あんたなんか問題ならないくらいキリト君は強いわよ!」

「そうだよ!ゲツガ君は強いんだから!」

 アスナとユキがこれ以上なんか言う前にキリトがアスナ、俺がユキを制して言った。

「見たいって言うなら見せるさ。ただ、今更こんな低層の迷宮で時間つぶすのはごめんだな、一気に突破するけど構わないだろう?」

「それは、俺に対するいじめか?キリト?俺の足の速さじゃお前らの歩きについていくのが精一杯だろうが。まあ、迷宮内は俺も一気に突破するけどな。まあ、そんなトコだから俺も後のほうは一気に突破させてもらう」

 ゴドフリーと言う男は口をへの字に曲げて三十分後に街の西門に集合と言って部屋から出て行った。その後、ユキとアスナが机の足を蹴飛ばして叫ぶ。

「なにあれ!!」

「さすがに私もあれにはイラッときた!!」

 そして、ユキを落ち着かせるように頭を撫でて言う。

「まあまあ、落ち着けって。どうせ突破したら二人でいられるんだ。それまでの我慢だろ?」

「……わかった。じゃあ、どうせなら私も着いて行く」

「すぐに帰ってくるから待っとけって」

「うん……。じゃあ、気をつけていってらっしゃい」

「ああ、行ってくる」

 ユキの頬にキスをして俺はアスナと話を終えたキリトとともにギルド本部を出た。しかし、俺とキリトが西門に来たとき、驚愕した。そこにいたのは、あんまり見たくないと思っていた奴、クラディールの姿があった。

「……どういうことだ」

「何であいつがここにいるんだ」

 俺とキリトは小声でゴドフリーに尋ねる。

「ウム。君たちの間の事情は承知している。だがこれからは同じギルドメンバー、ここらで過去の争いは水に流そうと思ってな!」

 そう言って大笑いするゴドフリーを呆然と眺めているとクラディールが俺らにのっそりと近づいてきた。一応身構える。キリトから聞いたがこいつは俺とキリトを良く思っておらず、目の敵にしてるらしい。しかも、キリトはこいつをデュエルで負かしたこともあり、何かするかもしれないと思った。しかし、俺らの予想を裏切って頭を下げて、聞き取りにくい声でぼそぼそと言う。

「先日は……ご迷惑をおかけしました……」

 その言葉を聞いて耳を疑った。

「二度と無礼な真似をしませんので……許していただきたい……」

 どうやら聞き間違いではなかったらしい。

「「あ……ああ……」」

 俺とキリトはどうにか頷いた。どうやったら数日で人の性格を変えたんだろうか?強制?それとも洗脳?マインドコントロール?そんなことばかりが浮かぶが何か違うような気がする。(意味が)

「よしよし、これで一件落着だな!!」

 そして、ゴドフリ
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