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確かに、キリト君黒のコートしか着てないから、うちの制服を着たときの姿が浮かびにくい……」

「とりあえず、俺と同じやつを着てるって考えてみようぜ」

 そう言って、今着てるコートをキリトが着ていると考えてみる。

「ぶはっ!!」

「ぷっ!!」

 キリトがこのコートを着ているトコを想像したら吹いてしまった。

「やっべ、腹いてー……」

「ゲツガ君、さすがにそこまではひどいと思うよ……ぷはっ」

 俺とユキは腹を抱えて、治まるまで待った。

 ようやく治まってから、グランザムの本部に来て、ヒースクリフに一度挨拶をした。その後、本部の一室でゆっくりしていると、キリトとアスナがやってきた。

「ぶはっ!!」

 キリトが着ている制服を見て吹いてしまう。想像していた通り、自分の着ているものと同じで白のコート。予想していた通りの姿で吹いてしまった。

「キリト……似合わねー……しかも、ギャップが違いすぎて笑える……」

「もうゲツガ君、目の前で笑うのは失礼だと思うよ」

 そう言うとキリトがツッコンでくる。

「いや、二人ともどっちにしろひでぇーこと言ってるからな!!」

「あはは……」

 アスナは苦笑してその光景を眺めていた。ようやく、治まった後ソファーに座って話し合っていた。

「しかし、俺もキリトもヒースクリフに負けるとか、あいつどんだけチートなんだよ。絶対どっちか片方は勝てると思ってたのによ」

「そうだよなー。俺的にゲツガがいい線いってたと思うけど負けたし」

「ホントだよ。ゲツガ君応援してたのに」

「まあまあ、アスナ。キリト君もギルド入ったことだしいいじゃない」

 そう話し合っていると、一人の男が入って来た。たしか、幹部の男だった気がする。そいつはいきなり入ってきて俺とキリトに訓練するから準備をしろといってきた。

「「訓練……?」」

 二人同時に答える。

「そうだ。私を含む団員五人のパーティーを組み、ここ五十五層の迷宮区を突破して五十六層主街区まで到達してもらう」

 そういった瞬間、俺の隣に座ってるユキと、キリトの隣にあるソファーに座っていたアスナが勢いよく立ち上がって言った。

「ちょっと、ゴドフリーさん!ゲツガ君は私と一緒に攻略とかするの!」

「そうよ!キリト君も私が……」

 食ってかかるアスナとユキに片方の眉毛を吊り上げて堂々した態度でユキとアスナに言い返す。

「副団長とユキ殿、いくらあなたたちの地位が高いからといって、ギルド内の規律をないがしろにして戴いては困りますな。実際の攻略時のパーティーについては了承しますが一度はフォワードを預かるこの私に実力を見せて貰わねば。たとえユニークスキル持ちや強いと言っても
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