第3話
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。この実戦テストで、君達と同じく試される立場にある、な。だから君達も、君達自身の目で、俺達を見極めてくれ。本当に俺達が―――――”Z組”の教官に相応しいのかどうかを。」
「わたくし達に対する意見や注意して欲しい事があれば、遠慮なく言ってくださいね。」
「…………あ………」
「それは………」
「………判断………?」
「このテストの終了後、君達が望むなら”転科”という選択肢も無い訳じゃない。その時は、俺とセレーネから直接分校長に掛け合うと約束する。――――そんなところでどうだ?」
「「「………………」」」
リィンの問いかけに生徒達3人はそれぞれ黙り込んだ。
「―――何を立ち止まっている?時間を無駄にするんじゃない。とっととテストを再開するがいい。」
「終点も近づいています―――気を付けて進んでくださいっ。」
するとその時シュミット博士の先を急かす声と娘の助言の声が聞こえてきた。
「ふふっ、少し長話をし過ぎたみたいですわね。」
「ああ。――探索を再開する。最後まで気を抜かずに行くとしよう。」
「了解しました。」
そしてリィンの号令を合図にアルティナはクルトとユウナと共に頷いた後リィンとセレーネと共に先へと進み
「………な、何よっ。わかったような事を言ってくれちゃって。それに……………”また”…………」
「また?」
リィン達の後ろ姿を見つめながら呟いたユウナの独り言の内容が気になったクルトは不思議そうな表情をしてユウナを見つめた。
「………なんでもない。でも……見極める、か。」
「ああ………どうやら少し思いあがっていたらしい。……こんなことじゃ、父や兄に顔向けできないな。」
「うん、あたしも………これじゃ何の為に一念発起してエレボニア帝国に来たんだか。―――とにかく行きましょ、クルト君!これ以上、あの人達にばかりいい格好はさせないんだから!」
「フッ、そうだね。彼女にも後れをとれない。もう終点は近いみたいだが……行くとしよう!」
そしてそれぞれ自分に対する反省をしたユウナとクルトはリィン達の後を追って行った――――
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