第3話
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リィンの意外な答えにユウナは目を丸くしてリィンに問いかけた。
「そうとも限らないさ。こちらは5人―――今なら戦術リンクの連携も可能だ。ここまでの基本を押さえていれば必ずや撃破できるはずだ。」
「あ……」
「お兄様……」
「……いいでしょう。自分も異論はありません。」
「了解―――戦闘態勢に移行します。」
そして準備を整えたリィン達は魔獣に戦闘を仕掛けた。
「ハァァァァ……!斬ッ!!―――崩したぞ!」
「!?」
魔獣との戦闘を開始したクルトは先制攻撃代わりに双剣による乱舞攻撃―――レインスラッシュを魔獣に叩き込んだ。すると魔獣の態勢は崩れ
「頂き!」
態勢が崩れた事によってできた隙を逃さないかのようにクルトと戦術リンクを結んでいるユウナが自身の得物であるガンブレイカーの銃の部分を使って銃弾を連射して追撃を叩き込んだ。
「四の型――――紅葉切り!―――崩れた!」
「追撃します!」
二人の攻撃が終わるとリィンが刀を鞘に収めて疾走し、抜刀して魔獣に更なるダメージを与えると共に再び魔獣の態勢を崩し、魔獣の態勢が崩れるとリィンと戦術リンクを結んでいるアルティナがクラウ=ソラスに追撃を叩き込ませた。
「…………!」
「クッ……!」
「!」
魔獣は反撃に触手を周囲に振り回し、魔獣の近くにいたクルトは咄嗟に武器で防御して自分へのダメージを軽減し、リィンは後ろに跳躍して回避した。
「七色の光の矢よ――――プリズミックミサイル!!」
「!?」
魔獣の攻撃が終わると魔術の詠唱を終えたセレーネが両手から七色の光の矢を放ってダメージを与えた。すると魔獣はダメージの蓄積によって一時的に動けなくなる”ブレイク”状態になり
「やあっ!」
「えいっ!」
一時的に魔獣が動けなくなる様子を見たユウナとアルティナはそれぞれ左右から攻撃を仕掛けて魔獣に更なるダメージを与え
「遅い!」
「そこだっ!」
それぞれと戦術リンクを結んでいるクルトとリィンは二人の攻撃が終わると続くように追撃を叩き込み
「―――止めです!光よ、我が刃に力を―――――ホーリーインパクト!!」
そしてセレーネが力と魔力を細剣に溜め込んだ事によって光の魔力刃で伸長した細剣で薙ぎ払い攻撃を放つと、それが止めとなり、魔獣は動かなくなった。
「敵性魔獣の沈黙を確認。」
「はああ〜……けっこう手こずったけど………」
(……思っていたほど大した相手じゃなかったか。)
魔獣の沈黙を確認したアルティナ達生徒3人はそれぞれ武装を収め、ユウナとクルトが魔獣に背を向けたその時何と魔獣の目に光が戻った。
「いけない―――!」
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