第3話
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止めを刺した。
「……2戦目も問題なく終わったな。それにしてもユウナまで魔術を扱えた事には驚いたよ。」
「一体どなたに魔術を教わったのですか?わたくし達―――メンフィル帝国の本国があるディル=リフィーナはともかく、元々魔術の存在があまり知られていなかったゼムリア大陸の方が魔術を習得する為にはわたくし達のような魔術の使い手に教わるしかないと思うのですが……」
魔獣の撃破を確認したリィンは感心した様子でユウナに声をかけ、セレーネは自身の疑問をユウナに訊ねた。
「警察学校のカリキュラムであたしを含めた警察学校に通っている人達はみんな、魔術習得のカリキュラムを受けさせられましたから、その時にエルファティシア先ぱ―――いえ、エルファティシア教官に教えて貰って、魔術を習得しました。」
「クロスベルの警察学校は異世界の魔術まで教えているのか………」
「まあ……エルファティシアさんが。」
「ハハ、元エルフ族の女王で、しかもエルフ族の中でも相当な魔術の使い手の彼女に魔術の指南をしてもらえるなんて、今のクロスベルの警察学校は凄く恵まれた環境なんだろうな。」
ユウナの説明を聞いたクルトが驚いている中セレーネは目を丸くし、リィンは苦笑していた。
「ユウナさんが先程放った魔術は岩の槍を発生させる魔術である事を考えるとユウナさんは地脈属性―――地属性の魔術に適性があるのでしょうか?」
「うん。エルファティシア教官の話によるとその人が扱える魔術の適性属性と戦術オーブメントの個体属性と関係しているらしいから、アークスの個体属性で”空属性”もあるあたしは空―――光の魔術である神聖魔術や治癒魔術にも適性があると思うよ?実際、エルファティシア教官からもエルファティシア教官の適性魔術でもある神聖魔術と治癒魔術、どちらの魔術もあたしなら習得できるって言われた事があるし。」
「まあ……という事はユウナさんは地属性に加えて、空属性の魔術や治癒の魔術まで扱えるのですか。」
アルティナの質問に答えたユウナの答えを聞いてある事に気づいたセレーネは目を丸くしてユウナが扱える魔術を推測を口にしたが
「いえ……お恥ずかしながら確かに神聖魔術や治癒魔術の適性はあるそうですけど、魔術師としての腕前はクロスベル帝国で5本の指に入ると言われているエルファティシア教官みたいにあたしには魔力はそんなにたくさんありませんし、魔術一つを完璧に扱いこなす事にも凄く手こずりましたから一番適性がある地脈属性の魔術をいくつか扱えるだけです。」
「ハハ、それでも十分凄いじゃないか。地脈属性魔術は攻撃だけでなく、支援や回復もあるから、あらゆる場面で役に立つぞ。」
謙遜している様子のユウナにリィンは高評価の指摘をし
「?その口ぶりですと、異
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