第3話
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、彼女自身かなりの場数を踏んでいるみたいですね?」
「ああ、否定はしない。だがまあ、それでも君達より年下の女の子なのは確かだ。2人とも実戦は問題なさそうだし、上手くフォローしてやってくれ。」
クルトの推測にリィンは苦笑しながら答えた後アルティナのフォローを二人に頼んだ。
「い、言われなくても最初からそのつもりです。」
「……まあ、魔獣の手応えもそこまえは無そうだし大丈夫だろう。君のクロスベルの最新武装とやらもそのうち実力を見せてくれるだろうしね。」
(むっ……)
お互いに睨んでそっぽを向いたユウナとクルトの様子にリィン達は冷や汗をかき
「前途多難ですね。」
「あの………お二人のクラスメイトであるアルティナさんも他人事ではない事はわかっていますわよね?」
「ハア……とにかく先に進むとしよう。」
ジト目で呟いたアルティナにセレーネは表情を引き攣らせて指摘し、リィンは溜息を吐いた後気を取り直して先に進むように促した。その後先へと進んでいたリィン達は新たな魔獣を見つけた。
「昆虫系の魔獣か……固くて厄介そうね。」
「ええ、それになかなかすばしっこそうです。」
「―――ああいった魔獣はアーツか魔術で対処するのが無難だろうな。」
「はは、よくわかっているじゃないか。」
「それでは戦闘準備をした後、気を引き締めて挑みましょう。」
新たな魔獣を見て分析しているユウナとアルティナの話を聞いたクルトが対策を答え、クルトの答えにリィンは感心し、セレーネはユウナ達に声をかけ、そして戦闘準備を終えたリィン達は魔獣達に戦闘を仕掛けた。
「「アークス駆動――――」」
「「……………」」
「(へえ……?まさかユウナまで魔術を扱えるなんて、驚いたな。)――――下がれ!!」
戦闘開始時クルトとセレーネはアーツを発動させる為に戦術オーブメントを駆動させ、アルティナとユウナは魔術を放つ為にそれぞれ詠唱を開始し、アルティナ同様魔術の詠唱をしている様子のユウナを見て内心驚いていたリィンは仲間達の詠唱時間を稼ぐために魔獣達に太刀で孤を描く八葉一刀流の剣技の一つ―――弧月一閃でダメージを与えて魔獣の注意を自分へと惹きつけた。
「えいっ!アクアブリード!!」
「ハッ!エアストライク!!」
そしてオーブメントの駆動を終えたセレーネは水のエネルギーをぶつけるアーツを、クルトは風の刃を解き放つアーツを放ってそれぞれ魔獣達に攻撃を叩き込み
「漆黒の魔槍よ――――封印王の槍!!」
「大地の槍よ―――岩槍撃!!」
アルティナは魔術によって自身の頭上に発生した暗黒の槍を解き放ち、ユウナは魔術で魔獣の足元から岩の槍を発生させてそれぞれ追撃を叩き込んで
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