第2話
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「ええい、ラッセルの孫のくせに常識人ぶるんじゃない……!―――それでは見せてもらうぞ。”Z組・特務科”とやら。この試験区画を、基準点以上でクリアできるかどうかを――――!」
「みんな、足元に気を付けろ!」
要塞内に聞こえてくるシュミット博士と娘の会話を聞いてある事を察したリィンがユウナ達に警告をしたその時、リィン達が待機していた場所が突如傾いた!
「え―――」
「なっ……!?」
「バランスを取り戻して落下後の受け身を取れ!セレーネとアルティナは――――」
突然の出来事に驚いた二人が先に傾いた床によって下へと滑り落ちる中姿勢を低くして傾いた床に踏みとどまったリィンが下へと滑り落ちていく二人に指示をした後セレーネとアルティナにも指示をしようとしたが
「――――やあっ!」
「クラウ=ソラス。」
セレーネは一瞬で背中に魔力によって形成した光の翼を背中に生やして滞空し、アルティナは漆黒の傀儡―――クラウ=ソラスを呼び出し
「……心配無用か。」
二人の様子を見たリィンは苦笑しながら両腕で身体を支えながら下へと滑り、セレーネは光の翼を羽ばたかせ、アルティナはクラウ=ソラスの片腕に乗った状態で下へと向かった。
〜B1〜
「う、うーん……も、もう何なのよ一体……あの博士って人が話したらガコンて床が傾いて―――」
「……その……たしかユウナだったか。」
「え。」
目を覚ましたユウナが戸惑いながら今までの状況を思い返していたが下から聞こえてきた聞き覚えのある声に呆けた後下へと視線に向けた。
「……………」
「悪いけど、動けるなら自分でどいてもらえないか……?重さは大したことはないけど呼吸がしにくくてかなわない。」
「な、な、な、な………」
自分の状態――――自分の下にいるクルトの顔に胸を押し付けている状態に呆けたユウナだったが、我に変えるとすぐに顔を真っ赤にして口をパクパクさせた。するとその時リィン達も到着し、二人の状態を目にした。
「こ、これは――――」
「え、えっと………」
「弾力性のある床……打撲の心配はなさそうです。しかしまた、リィン教官のような不埒な状況になっていますね。」
二人の状態を見たリィンが驚き、セレーネが困った表情をしている中クラウ=ソラスを消して着地したアルティナは淡々と答えた後二人へと視線を向けて呟き
「だから誤解を招くような事を言わないでくれ。」
アルティナの言葉を聞いたリィンは疲れた表情で指摘した。するとその時ユウナが起き上がり、ユウナが起き上がるとクルトも続くように起き上がってユウナと向かい合った。
「〜〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜〜〜………」
「……事故というの
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