第2話
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ールズ士官学院・第U分校”へ。『若者よ、世の礎たれ――――』かのドライケルスの言葉をもって、貴方達を歓迎させて頂きます。」
その後入学式が終わり、それぞれのクラスが行動を始める為にグラウンドから離れている中リィン達とまだ呼ばれていない生徒達だけがその場に残った。
「………って、なんか気迫に呑みこまれちゃったけど………」
「ああ……結局のところ、僕達はどうすれば――――」
「………………」
ピンク髪の女子の言葉に蒼灰髪の男子は頷いた後戸惑いの表情をし、アルティナは落ち着いた様子でその場で待機し続けていた。
「………サンドロッド卿、いえ分校長。そろそろ”クラス分け”の続きを発表していただけませんか?」
「………!」
「へ………」
「フフ、いいでしょう。――――本分校の編成は、本校のT〜Y組に続く、Z〜\組の3クラスとなります。貴方達3名の所属は”Z組・特務科”――――担当教官はその者、リィン・シュバルツァーで副担当教官はその隣にいるセレーネ・L・アルフヘイムとなります。」
リィンの言葉にアルティナ以外の生徒達が顔色を変えたり呆けている中リアンヌ分校長はアルティナ達に説明をした。
その後リィン達はある施設へと向かった。
〜アインヘル小要塞〜
「わああっ……!送られた図面で見ましたけどこんなに大きいなんて……!」
「フンこの程度ではしゃぐな。伝えていた通り、お前には各種オペレーションをやらせる。ラッセルの名と技術、せいぜい示してみるがいい。」
「は、はい……っ!」
リィン達と共にある施設に到着した金髪の娘は興味ありげな様子で施設を見つめていたがシュミット博士の言葉を聞くと表情を引き締めて頷いた。
(”ラッセル”………?もしかしてあの方がツーヤお姉様のお話にあった……)
(列車で会った子……やっぱり第Uの生徒だったか。ラッセル………どこかで聞いた事がある気もするが。それにしても――――)
セレーネと共に金髪の娘を見つめて心の中で考えていたリィンは自分達の生徒達となるアルティナ達を見回した。
((Z組・特務科)……偶然じゃないんだろうな。生徒数はたったの3名。しかもアルティナまでいるとは…………まあ、アルティナに関しては多分リウイ陛下達が俺達のサポートとして根回ししたんだろうな……)
「現在、戦術科と主計科はそれぞれ入学オリエンテーションを行っているが……Z組・特務科には入学時の実力テストとしてこの小要塞を攻略してもらう。」
リィンが考え込んでいるとミハイル少佐が今後の事をリィン達に伝えた。
「……………」
「こ、攻略………?」
「それに”実力テスト”、ですか……?」
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