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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第1話
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「うふふ、だったらレンも分校長に他の服装にしてもいいか、お願いしようかしら♪この教官服のデザインも悪くはないけど、毎日同じ服っていうのはレディとしてどうかと思うし。トワお姉さんもそう思わない?」

「え、えっと…………」

セレーネの質問に答えたミハイル少佐の答えを聞いたレンに話を振られたトワはどういう答えを返せばいいかわからず、困った表情で言葉を濁していた。

「先輩を困らせるのは止めてください、レン皇女殿―――いえ、レン教官。………ランディ。俺がおかしいのか、ランドロス教官がおかしいのか、どっちなのかわからないから、何とかしてくれ。」

「無茶言うなよな………お前達より付き合いが長い俺だって、未だにこのオッサンの事は全くわかんねぇんだぞ………というかリア充皇帝やルイーネ姐さんどころか、”あの”エルミナ皇妃すらもこのオッサンの今回の無茶苦茶な行動を止める事を匙を投げたんだぞ!?あの連中ですら匙を投げたのに、俺が何とかできる訳がないだろうが!?」

疲れた表情をしたリィンに視線を向けたランディも疲れた表情で答えた後心の奥底から思っていた本音を口にした。

「え、えっと………ランディさんが出向してきた理由の一つはもしかして、ギュランドロス皇帝―――いえ、ランドロス教官の”お目付け役”ですか……?」

「ああ…………不本意ながら”一応”それも出向の理由の一つだ。ったく、こんな無茶苦茶の塊のオッサンを俺が制御できる訳がないっつーのに、エルミナ皇妃達も無茶言うぜ………」

苦笑しているセレーネの推測に頷いたランディは疲れた表情で溜息を吐いた。

「おいおいおいおい、何を暗くなっていやがる。何を勘ぐっているのか知らねぇが、俺は以前俺が惚れて力を貸した男の親友が色々と”訳あり”な学校を務めてガキ共を導く教師を探しているって聞いて興味を持ったから、山から下りてきたんだぜ。これからはあんた達の同僚として、全力で働くからよろしく頼む、なっ♪」

「ハ、ハア………?――――改めてよろしくお願いします、ミハイル少佐、レン教官、ランディ、ランドロス教官。」

「お兄様共々よろしくお願いします。」

ポンポンと馴れ馴れしく肩を叩いてきたランドロスの言葉に戸惑いながら答えたリィンは気を取り直してミハイル少佐達に言葉をかけ、セレーネもリィンに続くようにミハイル少佐達に言葉をかけた。

「ああ、こちらこそだ。内戦を終結させたあの”特務部隊”の総大将にして”灰色の騎士”の勇名――――共に働ける事を光栄に思う。だが、ここで求められるのは”騎神”を含めた英雄的行為ではない。教官としての適性と将来性、遠慮なく見極めさせてもらおう。」

「………肝に銘じます。(鉄道憲兵隊(T・M・P)………正規軍きってのエリート部隊。まさかその佐官クラスまで派
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