第1話
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の”同僚”なんだ?……というか、”色々な意味”で”その人”がこの場にいて大丈夫なのか?」
リィンは困った表情でランディの隣にいる仮面を付け、赤い鎧を身に纏っている大柄な男性に視線を向け
「んー?まさか俺の事で訊ねているのか?俺とお前達とは”初対面”だぞ?」
「いや、会った回数はそれ程ありませんでしたけど、実際に会って話もしましたし、オルキスタワーの奪還の時は俺やロイド達と共に協力してオルキスタワーを奪還しましたよね!?」
「ギュランドロス司令―――いえ、ギュランドロス皇帝陛下ですわよね?」
男性の答えにリィンは疲れた表情で指摘し、セレーネは冷や汗をかいて苦笑しながら男性に問いかけた。
「惜しいッ!我が名はランドロス・サーキュリーだ!二つ名は”仮面の紳士”!よろしくな、”灰色の騎士”!」
「え、え〜と………ギュランドロス皇帝へ、いえ、ランドロス教官、でしたか?二つ程伺いたい事があるのですが……」
男性――――ランドロスの答えにその場にいる多くの者達同様冷や汗をかいて表情を引き攣らせたリィンは困った表情でランドロスに問いかけた。
「おう、何でも聞いてくれ!」
「その………ランドロス教官の二つ名は本当にそれでいいんですか?」
「”仮面の紳士”か?ハハァッ、いいに決まってんだろ。」
「完全に貴方の本来の二つ名ではありませんけど、それでいいんですか?」
「かっこいいだろ!」
リィンの質問に対してランドロスは胸を張って自慢げに答え、ランドロスの答えを聞いたリィン達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「そ、そうですか。では最後に………その、あえて分校に来た理由は聞きませんけど、顔は仮面で隠したからいいとして、服装くらいは変えようと思わなかったのですか?」
「何が言いたいのか良くわからんが、赤とこの鎧には深〜いこだわりがあってだなぁ………」
「…………(メサイア、ギュランドロス皇帝陛下が何を考えているか、わかるか?)」
(も、申し訳ございません。私もギュランドロス陛下のお考えは全く理解できません―――というか、そもそも私自身、ギュランドロス陛下と会話をした事があるのはこの世界に来てからですので………ギュランドロス陛下のお考えを理解できるとすればそれこそユン・ガソルの”三銃士”であったルイーネ様達くらいかと。)
自分の質問に対して答えたランドロスの答えに冷や汗をかいたリィンはメサイアに念話で訊ね、訊ねられたメサイアは疲れた表情で答えた。
「その……ランドロス教官の服装だけ、わたくし達と違いますけど、よろしいのでしょうか?」
「……正直な所全くよろしくない事だが、分校の長である”分校長”も認めている以上、”仕方なく”認めている。」
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