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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第1話
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く俺との関係は生徒達の前や公の場では宿舎の管理人として振る舞ってくれ………」

からかいの表情で答えて腕を組んで豊満な胸を押し付けてきたアルフィンの言葉と行動にエリゼ達が冷や汗をかいて脱力している中リィンは疲れた表情で指摘した。



「ふふっ、愛する旦那様の頼みなのですから、仕方ありませんわね。―――それでは”リィンさん”、わたくし達は一端失礼いたしますわ。」

「ああ。――――ベルフェゴール、リザイラ。以前に打ち合わせた通りアルフィンとエリゼの護衛、よろしく頼む。」

「ええ、大船で乗った気でいていいわよ♪」

「ふふふ、まあ私達の出番がない事が一番いい事なのですけどね。」

アルフィンの言葉にリィンは頷いた後ベルフェゴールとリザイラを呼び、呼ばれた二人はそれぞれリィンの身体の中から出て来た後リィンの指示に頷いた後それぞれ魔術で自身の姿を消してアルティナとは別の方向へと向かって行くエリゼとアルフィンの後を追って行った。

「リィン君にセレーネちゃん……?」

「え………」

「まあ……!トワさん、お久しぶりですわね……!」

突然聞こえた聞き覚えのある声にリィンが呆けている中、自分達に声をかけた人物―――トワに気づいたセレーネは目を丸くした後女性に微笑んだ。

「あははっ!うん、二人とも本当に久しぶりだね……!はあ〜っ………リィン君は雑誌とかで見てはいたけど大人っぽくなったねぇ!セレーネちゃんも、以前の時より更に大人っぽくなったように見えるよ!」

「フフッ、そうですか?お兄様と違って、わたくし自身は身体の成長はしていないのですが……」

「ハハ、セレーネの場合は精神的に成長しているって意味だと思うぞ。―――って、ちょっと待ってください!どうしてトワさんがそんな恰好で俺達の就職先の街にいるんですか!?」

トワの言葉に苦笑しているセレーネを微笑ましそうに見守りながら指摘したリィンだったがある事に気づくと困惑の表情でトワを見つめた。その後リィンとセレーネはトワと共に学院に向かいながら、トワからトワがリーヴスにいる事情等を説明してもらった。



「はあ……まさかトワさんが分校の教官に就職していたなんて……」

「本当に驚きましたわね……」

「ふふっ、ごめんね。わたしの方は知ってたけど。でも、二人の方だってある程度は聞いてると思ってたよ。」

それぞれ驚いている様子のリィンとセレーネに苦笑したトワは話を続けた。

「いえ、2ヵ月前に突然”分校”の臨時教官に就くようにプリネ皇女殿下達を通してリウイ陛下から指示が来まして……この2ヵ月間、プリネ皇女殿下達の補佐に教官としての心構え等を学ぶ事も加わりましたから、俺とセレーネは色々と忙しかったので……」

「一応レン皇女殿下
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