第四十三話 男爵ラインハルト
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叙爵で、恩赦については有耶無耶になった。
見事にみんな踊ってくれたね、悪いのはラインハルトとアンネローゼに成ってるね。
アンネローゼは気の毒だけど、危ない弟を持ったと諦めて下さい。
お母様の好感度UPです、よかったです。
■オーディン 某所
「本日の宴如何でございましたか?」
「うむミュッケンベルガーが叙爵されたわ」
「それは大したことではございませんな」
「そうよ、あとは俘虜100万を帰還させ恩赦するそうだ」
「犯罪者ではございませんか、其れを野放しにするとは」
「そうよ、内務省や社会秩序維持局が動けるようにせねばな」
「御意にございます」
「帝国騎士叙爵もあるそうじゃがあのようなモノ今更役にたたんじゃろう」
「そうでございますな、以前ならいざ知れず今は特典はありませんので」
「そうそうあの女の弟が男爵に叙爵されるそうじゃ」
「なんと男爵でございますか」
「あの女が強請ったらしい」
「危険やもしれませんな」
「そうじゃな、今は身内の事だけを強請っておるが、
その弟が成人し権力を欲して姉に強請らせたら、
陛下は与えるやもしれん」
「非常に危険な兆候ですな」
「あの女と弟の監視を強化せよ」
「御意」
「そうじゃあの娘が所領を貰うそうじゃ」
「ほう、してどちらを」
「ローエングラム領だそうだ」
「なるほど陛下も娘可愛さですか」
「そうなるじゃろうな」
「娘は無邪気なだけじゃ、
どうせあと8年したらローエングラム領を持参金に何処の門閥貴族へ降嫁するのだからな、
ほうっておいても何ら脅威ではない」
「母親は如何でありましょうか、最近陛下が4日ほどずつ通っているようでございますが」
「あれも大丈夫じゃ、この前の出産で体をこわして妊娠出来ないそうじゃ、
これ以降あの女に子が出来る事はない」
「なるほど」
「それにじゃ、陛下が通うわけは、あの女を励ます為と、娘に会う為じゃ」
「そうなりますと、如何致しますか?」
「ふむ伯爵夫人に重点を置け、侯爵夫人はほぼ無視で良かろう、娘の分の人数を伯爵夫人に回すのじゃ」
「御意」
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フレーゲルの話と爺様工作員を増補しました。
黒幕増補、
煽情の極みじゃはわざと使ってます。
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