暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
妖精の尻尾
妖精の尻尾復活編
蛇姫の鱗感謝祭
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中、一礼してステージを後にする2人。その姿がかっこよくて、思わず見惚れてしまっていた。

「続いてはトビーのモノマネショー」
「おおーん」

トップバッターのおかげで会場は沸き立っていた。次のトビーはその歓声の中走ってやってくる。次はどんなことをしてくれるのか期待に胸を膨らませる観客たち。しかし、トビーの言葉を聞いて一瞬で空気が変わる。

「泣いてる時の自分のマネ」

そう言って涙を流しながらジタバタし始めるトビー。しかし、これに盛り上がっていたみんなざわつき始める。

「自分のマネって・・・」
「えぇ!?」
「マネ・・・なのか?」

果たしてこれはモノマネに入るのか、そもそもなぜそんなネタをやろうとしたのかわからずただトビーの泣き声だけが響き渡る。

「失礼した」
「まだ終わってねぇよ!!」
「キレるなよ」

いつまで泣いているのかと思ったところでリオンが慌てて止めに入るり舞台裏に引き摺られていくトビーが怒声を上げるが、あたしたちはみんな恥ずかしくて顔が真っ赤だ。

「ねぇ、さっきから言いたかったんだけどさ・・・」
「ん?」

ふてくされてかだんまりだったシリルが口を開いた。ようやく心を開いてくれたのかと思っていると、彼の鋭いツッコミが飛んだ。

「もっと事前に打ち合わせをしておくべきだったよね?」
「た・・・確かに・・・」

シリルがこのヒラヒラ衣装を着ることを知ったのもついさっきだし、トビーがあんなネタをするとは誰も思ってなかったし。確かに色々あってばたついてはいたけど、それでもこれは酷すぎる。

「つ・・・続いてはマスターによる東洋演舞です」

気を取り直して再開するステージ。今度は東洋の着物に身を包んだオババサマによる舞踊。両手にセンスを握り踊っていく彼女だが、イマイチ観客たちの受けがよくない。

「う・・・うまいと思うけどさ・・・」
「うん・・・」
「元がどんなのかわからないんだよね・・・」

異国の文化に馴染みのないあたしたちに取って彼女の舞踊がうまいのかわからない。おまけに盛り上がる要素も少ないし、受けが悪いのは当然なのかもしれない。

得意の回転を見せたところでポーズを決める。しかし、ポカーンとしている観客たちにようやく気がついたオババサマは、固まっていた。そして・・・

「脱ぐよ!!」
「「「「「えぇー!?」」」」」

ファンサービスのつもりなのか、着物を脱ぎ始めた。

「やっべ!!」

誰も嬉しくないサービスショットに観客たちの心が離れていく前にとレオンがステージに飛んでくる。

「失礼しました」
「まだ終わってないよ!!回すよっ!!」

暴れ狂うオババサマを押さえ付けてステージから引き摺り下ろすレオン。最初はよかったのにそ
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