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ガードマン
第一章
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ものがどうして完璧なのかと考えている。それ故にだったのだ。 
 だがガードマン達は何の問題もなく活躍を続けていた。まさに一家に一体という感じであり市民達を護っていた。
 皆彼等を信頼していた。企業の方もご満悦だった。
「よく売れるよ」
「しかも市民の平和を護ってくれるんだ」
「我々は主語天使を売っている」
「つまりいいことをしている」
「こんないいビジネスはない」
 善行を行っているということはそれだけで心を満足にさせる、少なくとも悪事を行うよりはずっと心にいい。
 それで収益をあげているのなら尚更だ、彼等はこのうえなく上機嫌だった。
「何度もチェックして故障が起こりにくいように製造、開発したしね」
「まさに完全のロボットだ」
「あれさえあれば市民の安全は護られる」
「いいことだ」
 こう言って彼等は喜んでいた。しかし彼等もこのことに油断していた。
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