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ルヴァフォース・エトランゼ 魔術の国の異邦人
人狩りの夜 1
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を切り裂き、体の側面をかすめた剣の腹を自由な左腕で挟み込む。
 予想外の相手の動きに愕然としたマンティス卿に隙が生じる。そこを狙ってボルカン人のレイピアが心臓めがけて繰り出される。

「《バン》!」

 文字通り、肉を切らせて骨を断つ。ボルカン人の試みはマンティス卿の指から放たれた【ライトニング・ピアス】の一閃によってくじかれた。
 声もあげず地に伏したボルカン人の胸には焼け焦げた穴が穿たれ、炭化した傷口からは血が流れる代わりに、人肉の焼ける悪臭がただよう。

「素晴らしい! 剣で心臓を狙ってきた相手の心臓を、逆に魔術で撃ち抜く。このマスク・オブ・イーグル、感嘆の極み! これは良いものを見させてもらいました。ブラボー!」

 人狩りの森に哄笑が響く。
 この夜、クェイド侯爵の庭内で血の臭いに興奮し、殺戮に酔いしれて笑い声をあげる者たちは、鷲とカマキリの他にも幾人も存在した。
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