第四章
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る。そしてそれからだったのだ。
ヨセフの言葉を聞く。そしてまた言うのだった。
「アメリカンドリームはそれぞれですね」
「いや、本当にですね」
「大統領やトップスターになるだけじゃないですね」
「億万長者になるだけでも」
「そうです。だから私は私のアメリカンドリームを果たしたのです」
それが出来たというのだ。こうした話をしてだ。
ヨセフは若い頃からの友人達にあらためて言った。
「ではj今日はです」
「お孫さんや曾孫さん達と共にですね」
「共に遊ばれますか」
「そうされますか」
「はい、アメリカンドリームの最後を楽しみに」
その為にだというのだ。こう言ってだった。
彼は静かな微笑みと共に公園の中にいた。緑の公園は穏やかな淡い光が差し込めていた。そしてアメリカンドリームを成し遂げたヨセフを優しく温めていた。彼の幸せそのものを。
アメリカンドリーム 完
2012・8・28
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