遅刻
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ひろ「以降2ヶ月はどのようなキャラのアイドルも売れなくしてくださるそうです」
ちひろ「おかげさまで育成プロジェクトの方は我々の貴重な休日を奪いながらも順調に進んでいます」
ちひろ「さて問題はユニット、こっちの方です」
ちひろ「私の誕生日の翌日だったからちょうど一ヶ月前ですね」
ちひろ「こいつが忽然と姿を現しました。しかもとんでもないメッセージのおまけ付きで、です。メッセージの中身はこうでした」
ちひろ「このプロダクションのアイドルを救いたい。ついてはアイドルの属性各一名」
ちひろ「それにプロダクションのアイドルとプロデューサーをリーダーとして一名ずつ企画に入れて欲しい」
ちひろ「もちろん自らを神様と名乗る人間の頼みなど無視するのが筋!…のはずだったんですが」
ちひろ「どこでどういうことになったのか幹部連中はこの与太話にゴーサインを出しました」
ちひろ「おまけにこの企画に参加したいと言い出すオッチョコチョイまで出る始末」
ちひろ「そう!そこにいるPさん!あなたのよーく知っているあの凛ちゃんです」
ちひろ「彼女はこのプロダクション設立当時のメンバーでもあるし確かにアイドル集めにはピッタリです」
ちひろ「不愛想ですが尻軽よりマシでしょう。性格はアレですから退屈はしませんよ」
ちひろ「それに今どきシャツを美味しそうに食べる!さあもうわかったでしょう」
ちひろ「残るは凛ちゃんの花婿男性プロデューサー1名!経験不問!一切の保証無し!」
ちひろ「我と思わん者は手元のボタンを押してください。強制はしません」
ちひろ「以上!説明終わり!」
ちひろ「ほらPさんさっさとAボタン押しちゃってくださいよ」
P「今さっき強制しないって言ったばかりですよね?」
ちひろ「強制はしませんが脅迫はしますよ?」
P「おまえは人間じゃねえ!!」
ちひろ「人間ですよ、歴としたね!!」
?一時間後?
ちひろ「Pさん!!一応もう一度だけ確認しますが企画は方向性さえわかってない…」
ちひろ「プロデューサー生命の保証なんてハナからない…それでもいいんですね?」
P「いいわけないゾ」
ちひろ「そうですか…残念です、でも恥じることじゃありません大切な問題ですからね…」
ちひろ「Pさんが社会から抹消されても…きっと私だけは覚えてますから」
P「何をする気ですか?」
ちひろ「いやですね何もしませんよ。私は」
ちひろ「ただPさんの身の安全は保証しかねます」
P「実質選択肢なんか無いじゃないですかヤダー」
ちひろ「よし!!この企画のプロデューサーはPさんで決まりですね」
ちひろ「皆さんも自分の業務の妨げにならない範囲でPさんに協力すること!!
ちひろ「以上!解散
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