ep12 準備期間
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ムの胴体となったガンダムフェイスがツインアイを見せ、機体専用の能力が発動された。
トライアルフィールド。前形機のナドレに搭載されていたトライアルシステムの改良版で、効果範囲が広まった。
だが、セラフィムがこの能力を発揮することはできない。トライアルフィールドを始動させるには、ヴェーダとリンクしなければならないからだ。
4年前、ヴェーダのアクセス権を失った今のティエリアにはなす術がない。
とはいえ、ティエリアは前ほどヴェーダに固執していなかった。無論、ヴェーダとリンクできるなら一刻も早くしたいところだが、そこまで拘ることはなかった。
ーー皆の居場所を作り直す。再起のために。
ティエリアはソレスタルビーイング再建を率先して行ってきた。今はヴェーダに頼るよりも仲間と戦うために動く方が自分らしいと彼は考えていた。
セラフィムがシミュレーション上のトライアルフィールドを終了させ、機体は元の形に収納される。シミュレーションの行程は全て終了した。
ティエリアはコクピットから出て、セラヴィーの方へ振り返った。この機体が他のガンダムと共に戦う日は、まだ遠いだろうか。
「それでも続けるさ。計画はまだ継続しているのだから」
ソレスタルビーイングの復活は、もうすぐそこに迫っている。
終
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ