第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
25.いつまでも忘れない童心って素晴らしい?
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てこないのが気になってはいたのよ」
「まさか、働きたくないがために?」
「やりかねないな」
魔理沙、霊夢、咲夜、丞一がそれぞれ好き放題に言うがこれも日頃の行いと言うものだろう。常日頃、人に対してしっかりと節度を持った接し方をすれば自然と評判はついてくるものだ。
「なあ、盛り上がってるところ悪いんだが、その紫とやらがマヨイガにいなかったらどうすんの?」
怖ず怖ずと和真は質問をした。だが、至極もっともな質問だ。もともと、ただの噂なのだ。ただの噂だからこそ紫のすんでる場所を誰も知らないのだ。
「いや、収穫くらいはあるだろう」
その和真の質問に答えたのは以外にも丞一だった。
「さっきの話で思い出したんだが、確かマヨイガは野良猫たちの集会所になってるはずだ。そして、妖怪の山っつーかこの幻想郷の猫の頭と言えば『橙』だ」
「つまり、何か知ってるかも、と」
「ザッツライト」
橙、猫が妖怪化した二又という妖怪だ。
橙は紫の式神、八雲藍の式神だ。つまり式神の式神。藍とは親子のように仲がよく何か知っている、もしくは何か手伝っている可能性が極めて高い。
「ていうわけだから、ひとっ飛びつきあいなさい!」
「霊夢ちょっといいか?」
今にも飛び出しそうな霊夢に魔理沙が制止をかけた。
「何よ?」
「マヨイガって字面だとカタカナだけどひらがなと漢字で書くと確か」
「『迷い家』。迷う家と書くわ」
「ていうことわだぜ、普通に見つかんないから『迷い家』っていうんじゃないのか?」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥そうかそうか。ならそうなんでしょうね。あんたの中では」
「真理だわアホ」
そして再び振り出しに、
「そうだ。なら降りて迷えばいいのよ!」
そのとき不思議なことが起きた。
霊夢のとち狂った発言に、霊夢以外のみんなと地の文の言葉が重なった!
‥‥‥‥‥何を行っているんだこいつは。
というわけで、
「迷ったわ!」
「迷ったな」
「迷っちまったな」
「迷ったわね」
「いや、迷うなよ!」
絶賛遭難中だ。うん、和真のツッコミごもっともである。
「どうするんだぜ?」
「魔理沙、出番よ!」
「いやいや、いくら魔法使いでもこんな境地を脱するマジックアイテムは」
「お宝センサー全開よ!」
「ねぇよ!」
「今こそ覚醒の時よ魔理沙!普段使われそうにないこそドロ設定を使いなさい!」
「ないもんはねえ!いくら霊夢でも魔理沙ちゃん怒るぞ!丞一、咲夜!お前等からも何か言ってくれ!」
「あながち間違ってはねーだろ?」
「それなら、パチュリー様の本を返してから言いなさい。盗みに来るのやめなさい」
「おい!誤解を招く言い方はよしてほしいんだぜ!私はただ死ぬまで借りてるだけだぜ!」
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