1. あなたと言葉を交わしたくて
[3/3]
[9]前 最初 [2]次話
、そのまま今度は主菜の筑前煮に箸を移す。鶏肉を一つ箸でつまみ、口に入れた。
「んー……」
途端に口の中に広がる、筑前煮とご飯の美味しさ。単独で食べてもとてもおいしい筑前煮が、ご飯の美味しさと合わさって、僕の心を幸せにしてくれる。おいしいおかずは、ご飯と一緒になると、ご飯の美味しさを何倍にも増幅させてくれ、自分自身もさらに美味しくなる……何度食べても、その度に思う。この筑前煮は絶品だ。
「……おいしいっ」
思わず口を突いて出る本音。やっぱり鳳翔さんが作るご飯は美味しいなぁ……
……そう。僕は、この食堂で働く元艦娘、鳳翔さんに恋をしていた。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ