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転生とらぶる
ペルソナ3
1906話
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う言いながらも、宮本の表情には嬉しそうなところはない。
 基本的に勉強というものが嫌いなんだろうな。
 もっとも、高校生である以上、部活をやっていればそれでいいとは限らない。
 ……意外と、桐条に協力して影時間の対策をやっているのであれば、テストで赤点をとっても桐条グループの方で何とか処理してくれそうな気がしないでもないが。
 ともあれ、早速今日から俺の部屋で勉強会を行う事に決まったのだった。
 桐条が来られるかどうかは分からないが、一応後でメールしておこう。
 今日いきなりの話だから、少し難しいかもしれないが。





 学校の授業が終わると、俺達はそのままモノレールで巌戸台駅まで向かう。
 普段であれば、俺は影のゲートで帰ってるところなんだが……ゆかりと順平だけならまだしも、友近と宮本の2人がいる以上、そうする訳にもいかない。
 まぁ、別に影時間とかと違って、魔法は現在俺だけしか使えないから、隠す必要はないんだけどな。
 桐条も教本で勉強はしているみたいだが、まだまだ習得には程遠いらしいし。
 ただ、魔法を直接見せつけてしまえば、色々な意味で厄介な事になるのは間違いない。
 特に友近の場合は、魔法を使ってナンパしようぜ、それも年上のお姉様をな、とか言いかねない。
 ……いや、寧ろ魔法を知ってその程度しか思いつかないというのが、友近らしいのかもしれないが。
 下手に影のゲートを使って銀行強盗とかやろうぜと言われれば……俺も、素直に頷く訳にはいかない。
 勿論、暴力団とかマフィアとかテロ組織とか、そういう反社会的な組織から金を奪おうぜと言われれば、納得してしまうかもしれないが。
 ともあれ、そんな訳で俺はモノレールに乗って移動する事になる。
 前回モノレールに乗ったのは……ああ、満月にイレギュラーシャドウと戦った時の事か。
 順平の暴走で引き起こされたピンチだったな。
 そんな風に考えながら順平に視線を向けると、その視線で向こうも俺が何を考えているのか大体理解したのだろう。どこか恥ずかしそうに視線を逸らす。
 何だかんだで順平と仲直りした最大の要因は、ハイレグアーマーなんだよな。
 高校生というのは、やっぱりそういうエロが大事なのだという事なのだろう。
 ゆかりからの視線は厳しくなりそうだが。

「お、着いたな」

 モノレールの速度が遅くなってきたのを見て、宮本が呟く。

「そうだな。取りあえず俺の部屋に行く途中で何か適当に買っていくか。遅くなったりすれば、腹も減るだろうし」
「……そう言えば、アルマーは1人暮らしなんだよな? 料理とかも自分でしてるのか?」

 改めてそう尋ねてくる宮本に、頷きを返す。

「そうだな。基本的には買って食べる事も多いけど、簡単な料理なら自分で作れる
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