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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
邪願 2
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を得る。プロデューサーだの投資家だのと呼ばれる連中はまさしく資本主義社会のダニだね」
(うわぁ、ひがみっぽい。この人こじらせてるオタの人かも)
オタクはやたらとねたみ、ひがむ。
気に入らなければ見なければいいアニメを最後まで見てはアンチスレに常駐し悪口を言う、きらいならば無視すればいい声優の一挙手一投足を注視しては陰口をたたく。自分の利益にならない商品の売り上げに一喜一憂する――。
まさに煩悩の塊。
貪
(
とん
)
瞋
(
しん
)
癡
(
ち
)
。仏教でいう三毒に汚されている。
「ならどうするつもり、見捨てちゃうの?」
「まさか、ここで放置したら治癒符がむだになっちまう。ずいぶんと羽振りが良さそうだし、正当な手当てをして正当な治療費をもらうさ」
「そうよね、あたしも彼女とお話したいし。ここじゃあなんだからお寺に移りましょう。あたしたち、そこの聖蓮寺に泊まっているの」
「ああ、そういえば陰陽塾の方だって言っていましたね」
聖蓮寺がどういう場所なのかは彩菜も知っていた。
敷地内での呪術の使用が陰陽庁に公認されている神社仏閣。写経や座禅、茶の湯などの精神修養にはあまり興味はないが、呪術をもちいたアクティビティの類いには惹かれるものがある。利用しようにも彩菜の懐事情では縁の薄い場所だったので、呪術関係者直々のご案内は正直うれしい。
なによりも川平を介抱しなければならない。陰陽塾の生徒だという少女の提案にふたつ返事で承知した。
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