0247話『多摩の改二改装と寝坊』
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ー……それにしても提督が寝坊をするなんて珍しいクマね?」
「そうだねー。いっつも早起きしていたからねー」
「そうですね北上さん」
「まぁ、提督もやっぱり人の子だったんだな。少し安心したよ。いっつもやる事は早めに済ませていたから俺達は必要ないんじゃないかって思った事もあるからな」
なんか、みんなに散々な事を言われているような……。特に木曾がひどい。
「そんなに……私はみんなの前では肩筋張っていたイメージだったのか……?」
「まぁ、真面目だよねー。最初の頃なんかアタシ等が快適に過ごせるために色んな人に相談していたからさー。感謝しているんだよ?」
「まぁ、北上さんのいう通りです。私も、感謝していますよ?」
「珍しく大井がデレてるにゃ」
「た、多摩姉さん、そんなんじゃないです!」
「クマー」
そんな感じで多摩がみんなをからかい、球磨はお姉ちゃん故なのかそんなみんなを見守っている感じで無言で笑みを浮かべている。
そして、
「それじゃ提督。さっそく改装室に行くにゃ! もう待てないにゃ!」
多摩が私の手を引っ張って改装室へといこうと言っている。うん、やっぱり楽しみにしていたんだな。本当にすまない。
「少し待ってくれ。大淀、多摩の改装に必要な練度と改装設計図の有無は?」
「はい。多摩さんは練度は70以上で改装設計図は必要だという事です」
「それなら安心だな。多摩はもう練度90もあるからな」
「そうにゃ!」
「それじゃ改装設計図の準備を頼んでもいいか?」
「そこら辺はもう抜かりはありません。すでに準備は終えて明石に渡してきてありますから」
さすが大淀、出来る女は違うね。
そこに感謝しておきながらも、
「それじゃ改装室へと向かおうか」
「「「はーい」」」
それで球磨型のみんなと一緒に改装室へと向かうと明石も私の顔を見て開口一番に、
「聞きましたよー。提督がお寝坊をするなんて珍しいですねー」
「それはもういいよ。反省しているから」
「あはは。でも、提督が寝過ごした事はもう鎮守府中で話題になっていますから覚悟しておいてくださいね?」
「うえー……マジか」
《諦めましょうか、提督》
榛名に慰められながらも、
「それじゃさっそくだけど多摩の改装をお願いしてもいいか?」
「わかりましたー。それじゃ多摩さん、改装室に入ってください」
「わかったにゃ。楽しみだにゃ……♪」
多摩は笑みを浮かべながら改装室に入っていった。
それを確認してか球磨がある事を言ってきた。
「それにしても……情報によると多摩は雷巡にはならないそうだクマね。少し残念クマよー」
「またどうして……?」
「そうクマね。もしこれで多摩も雷巡になっていたなら球磨の雷巡化も決まっていたようなものだか
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